2014年6月3日火曜日

種苗生産農家訪問

 
以前の話ですが、
 
JICAの丹羽さんの紹介で訪問したシェムリアップの
 
種苗生産農家を訪問した様子をご紹介いたします。
 
町から東へ数キロの広い水田地帯のど真ん中にありますが、
 
普通の人ではいけない場所です(笑)
 
かなり道が複雑です(笑)
 
 
ここでは主にテラピアとサンドゴビーの種苗を生産しているようです。
 
サンドゴビーは意外でしたね。
 
ハゼというかカワアナゴの仲間なので孵化仔魚も小さく、
 
難易度が高そうですが、
 
聞いてみると、自然産卵で種苗を確保するそうです。
 
まあそうですよね。
 
でも、この養殖はとても参考になりました!
 
サンドゴビーの養殖池
 ここのオーナーのジップロンさんは
 
内戦時代に敵に完全包囲されて絶体絶命になったことがあるそうです。
 
その時に一人でその包囲網を突破して部隊を救ったことで
 
内戦終了後にこの土地をもらい、
 
マンゴー農園をスタート。
 
 
その後、研修制度で海外に養殖事業を見に行ったことで
 
養殖業に興味をもち、
 
農園の一部を改良して現在の種苗生産農家をはじめたそうです。
 
 
まだ僕はあって間もないですが、
 
とても面倒見がよさそうなやさしいおじさんです!!
 
今後も養殖関連の事があれば世話になって付き合っていきたいなーなんて
 
思っていました。
 
 
 
そうこうしていると、
 
その願いがかなったのか?
 
保全プロジェクトでストックしているアロワナのエサ確保が難しくなったのです。
 
そこで、思いついたのがジップロンさんのところのテラピア種苗でした。
 
 
見学させてもらったときは
 
そんなこと考えもしなかったのですが、
 
種苗を管理している池に
 
サイズ別の種苗がたくさんいるのを思い出したんです。
 
繋がるもんですねー!!
 
 
でも、大切に育てた種苗ですから、
 
それをエサにするなんて言えません。
 
前回購入した1000尾の種苗もなくなったので、
 
今朝も購入するために訪問したのですが、
 
前回は購入した帰り際に門のことろですれ違っただけだったので
 
本人と詳しく話すこともなく助かりました。
 
そして今日も外出中だったのでよかったです。
 
 
一応、スタッフさんには研究用だと言ってあるのですが、
 
このまま真実は言わない方がよさそうです。
 
 
嫌な気持ちにさせたくないですからね。
 
でも、ほんとにこの種苗のおかげで助かっています。

 
でも、実は今日購入したサイズがもう売り切れなんですよね(汗)
 
この上のサイズは結構デカいので、
 
この間にもう少しアロワナたちも大きく成長してくれるといいのですが・・・
 
黒よりも白や赤が人気のテラピアです。
 
10日後くらいにエサがなくなる予定なので
 
早めに対策を練らなければ・・・
 
どうしよう・・・
 
テラピアの成魚を買いに来たお客さんの魚を

酸素パックしている様子

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