今回、調査へ行くときに橋の魚から見て気になっていたポイントを
帰る時に寄ってみました。
実際、川に近づくと雨季に入っているだけあって水量も多く、
思った以上に厳しい環境でしたが、
どうしても投網をうちたいポイントがあったんです。
この辺ではここだけ!というような流れの場所があるんです。
そこだけはチェックしたかったので
早速投網を打ちましたが、底がゴツゴツの岩ばかりで投網が悲鳴をあげてしましました(笑)
それでも、もう一度お気に入りのポイントを・・・
すると、水中から出てくる網の中に思わぬ魚がっ!!
1尾だけ見えたので、これは逃すか!と網の底をキュッと閉めこんで引きあげました!
そしてゲットしたのはこの魚!
Laubuca caeruleostigmataです!
しかも、5尾も・・・
お付き合いいただいた安原さんに
興奮して「スゴイレアな魚なんですー」と説明してしまいました(笑)
何も知らない安原さんはきっと困っていたのでしょうね(笑)
ホントすみませんでした。
下の写真が帰ってから撮影したものです。
2003年11月にここから遥か遠いトンレサップ湖岸の水田地帯で1尾だけ採ってから
ずっと出会っていなかった魚なんです。
あれから、11年ぶりの再会です(笑)
カンボジア国内では他の機関等の調査でもなかなか
見つかっていない希少種なんです。
それがまさか!ここで出会うとは思ってもいませんでした。
しかも、他の魚を狙っていた時に入るなんて・・・
そんなもんなんですよねー
いつも仮説を立てて魚採りをしますが、
想像通りの魚が採れると嬉しいですし、
それに反した魚が入ると驚いたり、くやしかったり・・・
複雑な気持ちになります(笑)
まあ、でも今回は良い展開になったので良かったです。
上から見ると、 頭の後ろが青く光ってキレイです。 そして、背中も鱗が青白く光ります。 11年前は暗くなる頃に採ったのでそこまでしっかりと見れませんでした。 |
お腹が出たおじさんの様な体型ですよね~(笑)
でも、とても流れのはやい場所の水面付近を群れで泳いでいたんですよ。
あの流れの中でお腹の出たおじさんは泳げませんからね(笑)
運動神経は良い魚です。
他にもいろいろな魚たちがいましたが、
中でもレアな魚を採りました。
奇形のドジョウです。
奇形魚は時々見かけますが、
天然水域ではなかなか育たないので珍しいですよね。
今は家のドジョウ水槽で元気に泳いでいます。
次はナマズですね。
これはミスタスの仲間で
Mystus atrifasciatusといいます。
小型のナマズですが、カンボジアの人はスープなどにしてよく食べます。
うちの水槽も写真撮影用の魚でだんだんいっぱいになってきました。
もっときっちり仕事しないといけませんね(笑)
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