このところ、ネタが多くて(笑)、逆に困っています(笑)
昨日は九大の鹿野さんと共にシェムリアップ北部の調査へ行っていきました。
まず、訪問したのはベタの生息地でしたが、
なんと!
重機が入り、池に水がなくなっていました!!
下の写真4枚が以前の池の様子です。
ここは年中水を確保している水域なのでベタが生息しているのですが、
まさか!水がないとは・・・
下の写真は池の中央部を歩いている様子ですが、
僅かに溜まった水たまりには
Channa striataやキノボリウオ、ピグミーグラミー、エソムス、ドジョウなどがいましたが、
ベタはやっぱり見れませんでした。
こうして、これから貴重な水域が少なくなっていくのかと思うと残念ですよね。
鹿野さんにはせっかく案内したのに申し訳なかったです。
このポイントへ行く途中、
バイクがパンクして修理したり散々な調査でした(笑)
テンションが落ちかけたころ、
案内人のサムナンがもう一つ良い場所がある!というので、
行ってみることに・・・
これ以上の湿地はないだろうと思っていたのですが、
バイクで後をついていくと、
アンコールトム遺跡の門をくぐり、敷地内へ・・・
林道を少し進むと、
目印も何もないジャングルへバイクが反れました。
まさに獣道です。
10分ほど走ると、目の前には広大な湿地が広がっていました。
見た瞬間に、ここはいる!という感が蘇ってきたので、
テンションも一気に上がりました。
ここはホテイアオイやウオーターレタスなどの外来水草もなく、
まさに秘密の湿原でした!
下の小さな赤い魚は鹿野さんがすぐに見つけたBoraras urophthalmoidesです。
産卵期に入っているのでしょうか?
群れで見られましたが、みな濃い赤がキレイに発色していて見ごたえありました。
この湿地は泥深いので草履を脱いで歩いていたのですが、
まさか!のまさかです!
ヒルが足に!!
アロワナ調査では山ビルに襲われて体中にヒルがつきましたが、
今度は水中のヒルです。
ホントにヒルが嫌いなので、
今回ばかりはギブアップしてしまい、
ベタ採りは子供たちと鹿野さんにお任せしました(笑)
鹿野さんはさすが!サラワクでの調査で慣れているのか、
ヒルがついても表情一つ変えずにBoraras urophthalmoidesを集めていました。
スゴイデス。
見習いたいけれど、ここはできません!!
やっぱり、水田や湿地は胴長いりますね!
Boraras urophthalmoidesはカンボジア全土に広く分布していますが、
どこでもいるかというと、そうではなく、
ある条件を満たす水域に点在しているものと思っています。
そして、今回も何とかベタを採集しました。
基本的にはスプレンデンスと思われますが、
なんか気になるんですよね。
もしかしたら別種かも・・・
今回はこの3人にとても世話になりました!
ありがとう!!
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