2016年10月19日水曜日


こちらも先日の調査の時ですが、

川べりにいた時のことです。

足元を見ると、濁った水が川にチョロチョロと流れ込んでいました。

すっごく濁っている水だな~と思いつつも

その水が流れてくる方向を見ると、

そこは草むらでした。


そうこうしていると、

また次の牛の大群が川に現れました!


その時にわかったのですが、

牛や水牛が歩きながらオシッコをするので、

その水が草むらや川べりを伝って流れて来てたんです(笑)


トンレサップ湖沿岸部の広い平野部の多くは

広大な氾濫原になっており、

浅い水域がいたるところで見られます。

そうした氾濫原エリアには毎年多くの生きものとりわけ、

魚にとっては大きな恵みで

生まれた仔魚や稚魚が成育するための

餌となる小さなプランクトンがたくさんあります。

そのプランクトンの増殖を

こうした牛のオシッコやウントが

分解されて栄養源になっているんでしょうね!

・・・なんてことを想像してしまいました。


昔ながらの人の暮らしと

その人々を支える動植物たちが

ちょうど良い関係を保って来れたからこそ

偶然生まれた地形と共に世界有数の豊かな水環境が

生まれたのでしょうね。

そう考えると、

とても壮大な歴史ですよね。

・・・とはいっても、

この濃い水に直接足を突っ込む勇気は

なかなか湧いてきませんでした(笑)

濃すぎます(笑)


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