こちらも先日の調査の時ですが、
川べりにいた時のことです。
足元を見ると、濁った水が川にチョロチョロと流れ込んでいました。
すっごく濁っている水だな~と思いつつも
その水が流れてくる方向を見ると、
そこは草むらでした。
そうこうしていると、
また次の牛の大群が川に現れました!
その時にわかったのですが、
牛や水牛が歩きながらオシッコをするので、
その水が草むらや川べりを伝って流れて来てたんです(笑)
トンレサップ湖沿岸部の広い平野部の多くは
広大な氾濫原になっており、
浅い水域がいたるところで見られます。
そうした氾濫原エリアには毎年多くの生きものとりわけ、
魚にとっては大きな恵みで
生まれた仔魚や稚魚が成育するための
餌となる小さなプランクトンがたくさんあります。
そのプランクトンの増殖を
こうした牛のオシッコやウントが
分解されて栄養源になっているんでしょうね!
・・・なんてことを想像してしまいました。
昔ながらの人の暮らしと
その人々を支える動植物たちが
ちょうど良い関係を保って来れたからこそ
偶然生まれた地形と共に世界有数の豊かな水環境が
生まれたのでしょうね。
そう考えると、
とても壮大な歴史ですよね。
・・・とはいっても、
この濃い水に直接足を突っ込む勇気は
なかなか湧いてきませんでした(笑)
濃すぎます(笑)
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