2014年4月2日水曜日

メコンツアー10(メコンと小さな漁村3)

 今回も村のネタですが、ちょろっとだけ魚ネタも入れてみます(笑)
 
この魚はカンボジアに生息するコイ科のCirrhinus molitorellaという魚ですが、
 
カンボジア名はトライ・プカー・コーといい、
 
「コーの木の花」という意味だそうです。
 
 
ナゼかというと、この木がつける花が
 
この魚の鰓蓋の後ろにある黒い斑点と似ているからだそうです。
 
・・・微妙デスネー・・・(笑)
 
 
ちょうどこの時期はコーの木が実をつけて
 
その実が熟して枯れはじめ、実が割れて中から綿に似たものが出てくる時期なんです。
 
いたるところでこの木を見かけますが
 
まさに今が旬の木ですね。
 
 
この木は日本ではパンヤの木とも呼ばれており、
 
温かい地域に何種類もの種が自生しているそうですので、
 
カンボジアだけではなくたくさんの国々で見られると思います。
 
 今は少なくなってきたそうですが、
 
昔は綿の代わりにこの実の綿を採り出して
 
枕などの中に詰めて利用したそうです。

 
昨年から規模は小さいながらも村で産業をしようとしている友人に
 
このワタを紹介して、今開発の真っ只中だそうです。
 
少しでもカンボジア産のもので何かが作れると良いですよね。
 

 
そんな中、朝起きると、お婆ちゃんがその綿を収穫して
 
枕に詰める用の綿をつくっている最中でした!
 
硬い殻から綿を採り出すと出てくるのは下の写真です。
 
 
中には種があるのでこれを取り除きます。
 
 
それを枕に詰めればふわふわの枕の完成です!
 
実はこれを見て今度1つ作ってみようと思いました(笑)
 
自作の枕はそうそうつくらないですからね。
 

でも、前回紹介したラテックスの枕にはかなわないと思いますが・・・
 
せっかくなのでチャレンジしてみたいですね。 
 
 
 
 
そうしている間にも、
 
隣で始まったのが石臼を使ったコメを細かくする作業です。
 
石臼は村ではよく見ますが、
 
実際に使用しているシーンって見ないので新鮮でした。
 
 
孫の女の子が作業をしていましたが、
 
日本では考えられないですよね(笑)
 
でも、これもカンボジアの農村では今も受け継がれている大切な作業なんですよね。
 
 
石が回るたびにゴロゴロという低い音が心地よかったです。
 
水に浸して柔らかくなったおコメをスプーンですくって
 
石臼の上に開いた小さな穴に入れながら回します。
 
 
この後、移動のために村を出たので
 
引き終わった米で作る料理にはありつけなかったのが残念です。
 
せっかくなので食べてみたかったですね(笑)
 
 
 


3 件のコメント:

  1. こんばんは。この度は僕らの採集旅行にお付き合いいただきありがとうございました!持ち帰った魚はスイスイ水槽内で泳いでいます。
    この4日間は初体験なことばかりで、貴重なものばかりでした。特にオースバイでの2日間はカンボジアの大自然と触れ合えてよかったです!
    教えていただいたことは今後の活動に生かしていきます(*^^*)
    またお会いできることを本当に楽しみにしています。
    水族館も楽しみにしていますね\(^^)/

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    1. 迫ちゃん!おつかれさまです。こちらこそ楽しい時間を過ごさせてもらいました。
      魚たちも無事に着いたようでホッとしました。
      まだ学生生活があると思いますのでみんなで楽しい時間を過ごしてください。
      迫ちゃんの細かい気配りはいつか役に立つと思うよ!頑張ってね!
      またいつでもメールください。(cambotia@live.jp)

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