今回は思い出の1枚を紹介させていただきます。
この5年間、カンボジアに来てから
知り合いのお手伝いですが、地方の村へ日本から届いた古着を配る活動をしてきました。
その活動を地道にされていた方の相方は亡くなられてしまいましたが、
昨年の11月、その方と最後に活動をした時の写真が偶然見つかりました。
場所はアンコールクラウ村の数キロ北に位置する村です。
ここは僕自身も魚調査をしたことがない地域でしたが、
古着も配りやすそうですし、魚がいそうだ!とのことでこの日の活動を開始しました。
古着配りの準備をする間の数分間時間をもらって川へ近づいてみると、
蚊帳や細かいネットを使って集めた魚たちがたくさんいました!
しかも、ものすごい数です!
魚たちはみな15-30mm程度ですが、
数個の大きなタライから溢れそうなくらいたくさんいました。
下の写真のナンダス(Nandus oxyrhynchus)や
キンセンラスボラ(Rasbora borapetensis)などもいましたが、
何といってもすごいのがドジョウです!
このドジョウは最大でも50mm程度の小型種で、
インドシナの低地に広く分布する種なので、
よく調査で採りますが、
これだけの量を一度に見たのは僕も初めてでした。
ちょうど、今図鑑の写真整理をしており、
候補に挙げていた写真よりも良いものがあれば入れ替える作業をしていたのですが、
その時に偶然再発見したのがこの1枚の写真です。
今作成中の図鑑の土台をつくっていただいたのもその方で、
いつも「良い仕事を」することが大切だと教わりました。
この写真は僕にとって思い出の1枚となりそうです。
図鑑にもこの1枚は必ず入れたいですねー!!
そうそう!忘れていましたっ!
この小さなドジョウはLepidocephalichthys hasseltiというドジョウです!!
思い出の1枚でした!
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