セイマの森を見た後は
さらに東へ進んだモンドルキリの町に一泊して
その途中の森の様子や環境を見て回りました。
セイマの森を抜けて標高が上がると共に、
景色が一変し、豊かな森が消えて
ゴムやキャッサバ、パイン林などの広大なプランテーションが広がります。
その土地も伐採して人が利用するまでは
もっと豊かな森だったのでしょうね。
こちらはちょっと休憩した場所で見つけたドングリの仲間。
日本のシイやドングリと比べると、
密集していますね(笑)
可愛い実でした。
そこで、出会ったのがまたまたヘビです(笑)
スペシャリストの先生が一瞬で捕まえました。
普通のヘビに比べると、
目が大きくてよくよく見ると可愛いヘビでした。
こんな感じで楽しい移動でしたが、
プノンペンで学生に皆さんとも合流し、
とうとう、今回の実習先のカンポットに着きました!!
早速、今回の調査エリアでもあるボコー山の頂上を目指しました。
やはり、雨季の真っ最中だけあって
1000mの頂上は雲がかかり、
雨と霧で地上とは別世界でした。
下の写真は頂上にあるリゾートホテルとカジノです。
50台くらい大型バスが停まっていたので、
それだけお客さんが来ているってことですよね。
僕にとって最も興味のある河川の本流は予想通り、
雨で増水していたため
とてもではありませんが入れませんでした(残念)
100m位の落差を一気に落ちる滝です。
実物はすごい迫力でした。
川べりを散策すると、カンボジアの平野部ではなかなか見られない
コケがたくさん自生していました。
日本でも、湿気のある時期に山間部の森へ入ると、
水分をたくさん吸ってみずみずしくなったコケがありますよね。
乾燥した季節は岩などの表面でしわしわになっていますが、
ここまできれいだと見とれてしまいますね。
今回の実習は生きもの系と社会系の二つの班に分かれて行うので
生きもの系の生徒と先生はボコー山で引き続き調査をしました。
もう一つの社会系はカンボジアの村の人の生活を体験しながら
人と触れ合うということで、
以前から気になっていた海岸線沿いの漁村を紹介しました。
この漁村はそれほど規模が大きくないので
全体を把握してもらうのにはちょうど良い大きさだと思いました。
いろいろと段取りを済ませてから、
早速、学生が自己紹介を兼ねて日本の様子などを
プロジェクターを使って紹介しました。
この後社会系の班は宿泊の準備をして
実習期間中いろいろな体験をされたようです。
2日目から僕は生きもの班に再合流してきました。
前日にカメ博士の調査で池にトラップを仕掛けていたのですが、
入ったのは大量のカニ!でした!
これだけ採れればいい商売になりそうですね(笑)
カメは本当に難しくて
僕も14年カンボジアで調査をしてきたけれど、
フィールドで捕まえたのは
昨年6月のエロンガータリクガメ1個体だけです。
市場や民家では時々見かけますが、
マジでカメは難しいです。
本当は水生系の生きものは何とか
採りたかったのですが、
僕の力では不十分でした。
(悔しいです)
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