2014年9月15日月曜日

クロツヤ虫とは

 
ボコー山の900m地点にカメを採ったことがある池がある!
 
と、レンジャーさんからの情報があり、そこにもカメトラップを仕掛けました。
 
すごくいそうな雰囲気の場所でした。
 
 
・・・が翌日にトラップを回収してみると、
 
入っていたのはカニと
 
ライギョの仲間(C.gachua)、クラリアスの仲間(C.nieuhofii)でした。
 
魚がいたのは嬉しかったのですが、
 
目的のカメが採れなかったので残念です。
 
 
その近くの森の中に入ると、
 
いたるところに細流があったのですが、
 
魚の姿は見られませんでした。
 
やはり乾季は水がないので
 
雨季に一時水域となっている場所には魚はなかなか出てこないようです。
 
しかも、標高1000mですからね。
 
 
 
次は僕が今回とても感動した甲虫です。
 
今回はクロツヤムシという甲虫をご紹介します!
 
・・・といっても、すべて昆虫博士から聞いた話です(笑)
 
 
なぜ、この虫が気になったかというと、
 
このクロツヤムシの生活には社会性があるというのです!
 
 
クロツヤムシはオスがメスを見つけてカップルになり、
 
朽木の中に巣をつくって子供を育てるというのです。
 
しかも、一生そのペアは夫婦で、
 
生まれた子供(幼虫)の世話までするそうです。
 
他にもこうした生活様式をとる生きものはたくさんいますが、
 
昆虫博士からきいた話だったので
 
なおさらこの虫にはまってしまいました(笑)
 

翌日は頂上の1000m地点の森でライトトラップをするために
 
夕方から森に入りました。
 
ライトトラップをする間に森を散策して、
 
甲虫やカエルなどの生きものを探して過ごしました。
 
 
そんな中で、前日に聞いたクロツヤムシの事が頭から離れず(笑)
 
クロツヤムシを探そうと密かに朽木を探して中を確認する調査をやってみました。


そして、数個目の朽木を割った時に中から出てきました!!
 
クロツヤムシです!
 
 
話に聞いていた通り、
 
ペアと思われる2個体と、
 
少し色が薄い若い子供が1個体、
 
そしてさらに若い幼虫が出てきました。

 
下の朽木の中にはクロツヤムシが生活している
 
部屋がありました。
 
先生から話を聞いていた時に
 
頭の中で想像していたものと実物がすごく近かったので感動しました。
 
 
クロツヤムシ!
 
日本にもいるそうです。
 
もし、出会ったら観察してみてください(笑)
 
 
 
他にはカミキリムシの幼虫や成虫、
 
 
オオクワガタ系の幼虫もいました。
 
個人的にはオオクワ系の大型クワガタを
 
採ったことがなかったので嬉しかったですね。
 
クワガタムシの第一人者のあらや先生の見立てではオスだそうです。
 
成虫を見てみたいものです!
 
 
こちらはクロツヤムシですね。
 
 
こちらはネブトクワガタ?だったかな(笑)
 
(虫はあまり詳しくないのですみません!)
 
 
この調査でもセイマと同様にいろいろな
 
生きものに出会うことができたのでとても勉強になりました。
 


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