前回のフォーバー調査の様子をご紹介いたします。
メコンの島に渡って数日でフォーバーの親魚も数尾集まってきましたが、
やはり採集時に漁師さんの扱いが雑なのでエラぶたにキズがついていたり、
何の躊躇もなく体表を触るので、
どうしてもスレキズが多く、弱っています。
そしてやっと十分な数が集まったと思いきや、
翌朝イケスのチェックに行くと、
採った時にすでに弱っていた個体は死んでしまっていました。
これまでに魚を扱う仕事ばかりしてきたので、この姿は何度も見てきましたが、
やっぱり何度見ても悔しい思いがこみ上げてきます。
今回は単独の容器(タンク)での魚ストックではなく、
長期の滞在だったのでメコンの水を利用した川の中のイケスを採用したのですが、
スレ個体にはよくなかったようです。
しかも、この時は2尾しか採れていなかったオス個体を落としてしまったので
このままでは研究に使えません。
翌日からの2日間でなんとか集めなければいけません。
といっても他の魚を採る漁のオマケで採れるフォーバーなので
運が必要です。
なんとか採れる事を祈っての滞在でした。
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