先日訪問していたメコンの島にある村でも各家庭で料理に使うための
魚醤つくりがされていました。
魚醤、魚醤油はインドシナ地域の家庭では欠かせない調味料です。
使われる魚は地域により差がありますが、
カンボジアでは主にスリースポットグラミーやコイ科のトライリエル(ヘニコリンカス属)
などが使用されることが多いです。
その他にもコイ科などの小型魚が使われます。
作り方はいたって簡単!
魚を塩漬けにして魚が持つ成分によって自然発行させてつくります。
なので、簡単に言うと魚の塩漬け(塩辛)ですね!(カンボジアではプラホック)
数カ月後にはペースト状になるのでこれを料理の調味料などに利用します。
うまみ成分であるグルタミン酸が豊富に含まれているので
匂いは臭いと感じる人もいますが(笑)、
かなり濃厚なうまみがあって美味しいですよ!!
この魚醤を煮詰めて上積み液を取り出したのが、
魚醤油(タイではナンプラー、ベトナムではニョクマム、そしてカンボジアではタックトライ)
となります!
トンレサップ周辺のカンボジア人に言わすと
「ベトナムの魚醤油は不味い!」
「カンボジアは内臓を取るから美味しいんだ!」・・・と
それぞれみなさんのこだわりがあるようですね(笑)
でも、最近工場で大量生産されて売られる魚醤油のビンのラベルのほとんどは
エビの写真が貼られています(笑)
実際は魚からつくっているそうですが、
高価なエビから取った魚醤油として販売しているようです。
以前はパーカーホのラベルやプンティウス・パルティペンタゾナなどのラベルも
あったんですよ!!実際に使ってたとは思えませんが(笑)
日本でもタイのナンプラーなどは売っていますので
機会があれば野菜炒めなどに入れて東南アジア料理をつくってみてはいかがでしょうか!!
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