オマケですが、
最終日に夜間採集をしたのですが、その際に意外な魚が1個体採れました。
採れたのはサヨリの仲間Hyporhamphus limbatusです。
これまでの調査でもこの下流約20kmの市場で数個体確認したことはありましたが、
この地で採集したのは初めてです。
この魚はHEMIRAMPHIDAEに属し、私の調査では4種類を確認しました。
その中には皆さんもご存知のデルモゲニーも入っています!!
このデルモゲニー以外は15cmくらいまで大きくなる種で
主に海岸線に近い汽水域でよく見られます。
Hyporhamphus limbatus 口は長いですが実は下顎だけが長いんです。 |
しかし、このHyporhamphus limbatusだけは生息範囲がとてつもなく広く、
汽水域からトンレサップ湖内、メコンなど完全に淡水の領域まで進入します。
Hyporhamphus limbatus |
こちらが有名なデルモゲニーです |
という事で、この魚がラオス国境まで進入していることは確実に証明されたので
この問題についてはひと段落しました!!
自信持ってこれからは人に言えますからね(笑)
やっぱり文献だけではわからない事がフィールドには転がっているんですよね!
似ているように見えますが、 こちらはまったく別の科の魚ニードルガーXenentodon cancilaです |
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