少し時間がとれたので、カンボジア北部の採集記を紹介いたします。
下の写真が今回の調査地点であるカンボジア北部にあるメコン本流です。
写真の上の方に手のように細かく分かれている辺りから上流側がラオス領になります。
そのあたりから下がカンボジア領内ですので写真下のストントレンの町から
上流のこの辺り一帯へ今回いくつかの魚を探しに行ってきました。
写真の下の方でもメコンはいくつかの流れに分かれて流下していますよね。
ですので、現地に行くと、意外と狭いなーという印象がありますが、
それは一部しか見えていないからです(笑)
対岸の岸だと思っている場所は実はメコンに浮かぶ島なんです!!
それくらいこの辺りは川幅が広く、ここから約200km程の区間をメコンデルタエリアの低地まで
一気に駆け下ります。
そうした地理的な要因からこの周辺の環境はメコンデルタの環境とは違い、
一言で言うと流れが早いです(笑)
ということは、浅いのか?と思いますが、
このエリアには58箇所のディーププールという深い場所があるんですよ!
最深部は約60mです。
マジで深いですよね(笑)
・・・ということで、旅の様子を紹介いたします!
早速ですが、シェムリアップの町を出て4時間ほどした頃、
バスがいつの間にか停まっていました。
バク睡していたので停まっていることにも気づきませんでした(笑)
外を見ると、コンポンチャム州の高地にあるゴム園のど真ん中でした。
バスの人が全員外へ出ろ!というので
出てみると、何とバスが壊れたようで、すでに時間が経っていたのか、
代わりのバスも来ていました。
それに乗り換え、さらにその先の町でさらに乗り換えがあり、14時間かけて目的の拠点地である
ストントレンにつきました!
荷物を積み替えているところ |
カンボジアでは有名なゴム農園地帯 |
ゴム以外にはキャッサバ畑が広がります |
今回のグッズです! 今回はマイカーではなく、バスでの移動なので 酸素ボンベとデカいタンクがもって来れなかったのが痛いです!! |
調査での日課である洗濯1日目 扇風機に引っ掛けると早く乾きます(笑) でも、ペラにあたると危ないので注意が必要です!! |
上の写真は翌日の船着場です!やっと調査開始です。
写真の手前に見えている川がセコン川というメコンの支流です。
メコンは写真中央から右にかけて見えるセコンの右岸の岸の裏側にあります。
ですので、写真中央から左側の水面すべてがセコンとメコンとの合流点です。
この写真だけでもメコンのデカさがわかると思います。
船着場では毎日魚たちが船から上がり、
市場などへ運ばれていきます。
コスモチルスやメコンギナが山盛りでした |
こちらはイエローミスタス?の名で有名?な ヘミバグラス・ネムスル |
淡水カレイもまだ生きていました。大きいです。 |
こちらはScaphognathops stejnegeriです。Scaphognathops属は3種いるのですが、 その中でもレアな1種です。おちょぼ口が特徴です。 |
フォーバーも少しですがあがっていました。 やはり予想どおり生殖腺はあまり成熟していませんでした |
以前紹介したラベオの仲間、エリソロプテルスです。 メーター級のサイズでした。 こんなのを活かしてもって帰って水槽で泳がせたいですね。 |
上のラベオの口です。 まさにラベオ属ですね!! |
こちらはIUCNのレッドリストにも入っているセブンストライプバルブ?の プロバルブス・ジュルエニです。 このサイズでもまだまだ小型です。 |
こちらもこの辺りではスタンダードな魚たちです。 |
バイクにくくりつけられていた網に入っているトカゲ?? |
こちらは同じくバイクに下げられていたビニール袋 中身は犬でした!! |
こんな感じで朝の儀式を終えてほぼすべての魚を片っ端からチェックしました!!
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