今回もまたまたナマズです。
市場の魚シリーズ75(Micronema apogon, Micronema bleekeri )
今回は前回紹介したKryptopterusとパッと見は似ている属です。
この2属の大きな違いは背鰭の有無です。
Kryptopterus属は背びれがあります。また未発達である場合もあります。
それに対し、今回紹介するMicronema属は背びれがありません。
上の写真はMicronema apogonで下の写真がMicronema bleekeri です。
どちらもトンレサップやメコンなどの広い水域に生息する魚で、
タイの人が好んで食べる魚のようで、
私の住むシェムリアップ(トンレサップ湖北部)の町からも
毎朝大きなトラックに山積みされてタイへ運ばれています。
この2種は下の写真を見てもらうとわかると思いますが、
歯の形状が違うことからも区別することができます。
でも、この歯だけで区別すると、ほとんどがMicronema apogonで、
Micronema bleekeri はほとんど見られません。
そのくらいM.apogonが多いということになります。
そのほかには尻ビレの軟条数や体高比なども同定ポイントになります。
この魚はアクアトトさんの水槽にも入っていますので機会があれば見てください!
私自身はまだ本格的に飼育したことがないのでなんともいえませんが、
メコンのナマズの代表とも言える魚たちですのでメコン肉食系水槽を作っている方には
欠かせない魚ではないでしょうか?
今月末に調査へ行く予定なので
またその時に現地でいろいろとチェックしてきます。
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