今日は市場の魚シリーズ77(Wallago leeri)です。
Wallago leeriは東南アジアの魚としては古くから知られる魚ですよね。
メコンを有するカンボジアにももちろん生息しており、
大きな個体は1mにもなります。
でも、一つ不思議なのが幼魚や未成魚はまだどの地域でも見たことがないんです。
漁に使用する網の目に制限があるのですが、
それでも成魚よりも個体数は多いはずなので市場などで見かけても
おかしくないのですが・・・
なぜなのでしょうか?
下の写真はもう10年くらい前に撮った写真です。
このポイントは来週から行く予定のラオス国境付近のさらに先の
ラオス領内にちょろっと入ったメコン本流です。
当時、このサイズを見たのは初めてだったのでとても興奮した覚えがあります。
でも、日本の琵琶湖にもこのくらい大きなビワコオオナマズがいるんですよ!
滋賀に住んでいた頃がとても懐かしい気持ちになります。
ワラゴーの写真を見て日本が恋しくなるなんて何だか変ですね(笑)
上の写真にはヘミバグラスやミクロネマ、パンガシウスなどが写っていますね。
この地域はそれほど詳しいわけではないのですが、
とにかく大きな個体が多いという印象があります。
それだけ自然が多く保たれているんでしょうね。
来週の調査を意識すると、体に緊張感が走ります。
下の写真はメコン河本流です。
雨季なので、水量も多く、すべてを飲み込み流してしまうのでは・・・
と思うほど圧倒される流れです。
日本では相当すごい台風などが来たときにしか見られないような光景です。
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