久しぶりの市場の魚シリーズです。
今回は70(Rasbora daniconius)です。
ラスボラはこれまでにも何種か紹介しましたが、
日本では昔から人気の魚ですよね。
ボルネオなどの島国の方が人気種が多いですが(笑)、
インドシナにもたくさんの種類のラスボラがいます。
でも、やっぱり地味な種が多いのでなかなか爆発的には人気にならないですよね(泣)
今回のダニコニウスもその中の1種ですね(泣)!!
でも、実際に飼育してみるとなかなか魅力的な魚ですよ。
時々日本のショップでも入荷していますよね。
本種はキンセンラスボラよりひとまわりほど大きい4-5cmほどのラスボラですので、
小型魚との混泳にはむいている種だと思います。見かけたらチャレンジしてみてください。
カンボジアでは氾濫原エリアに広く分布する種で、
雨季には水田地帯にも侵入します。
カンボジアの水域は基本的には濁っていてなかなか水中は見えませんが、
水田地帯や湿地でも泥の粒子が沈殿して透明度の高い水域もあります。
そうした浅い水域では本種が泳ぐ姿を見ることもできます。
体側に走る太いラインは特徴的ですのですぐにヤツだとわかります(笑)
写真上のポイントはトンレサップ川の流域に広がる水田地帯ですが、
ここでは本種のほかにキンセンやルブロドーサリスをはじめとするラスボラや
プラーチョン、キノボリウオ、グラミー、ナンダス、プンティウス、オステオチルスなど
約20種ほどが確認できました。
こんなになんでもない水域でもじっくり観察して調査すると、
いろいろな種が出てくるんですよね。
メコンの恵みのスゴさには本当に驚きです!
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