昨日、紹介したトンレサップ湖の漁村ですが、
今回は知り合いのお供が目的でしたが、ちゃんとダトニオの調査もしてきました!
今回は直接網を入れることはしませんでしたが、
村の人たちに聞き取り調査をしました。
これだけ背の高い浸水林はトンレサップ湖でもなかなか無いタイプで、
前回紹介したような低い浸水林がほとんどです。
このような場所はいかにもダトがいそうなポイントですよね。
日本のアクアリウム雑誌にもあるようにプルケール(D.pulcher)はどちらかというと
待ち伏せタイプの魚なので常時泳ぎ回っている魚ではないようです。
ですから、このような場所はダトにとっては重要な水域なのだと思います。
実際にこのような浸水林には多くの魚が産卵に利用するエリアですので、
小魚は絶えることはありません。
そのくらいこの浸水林は魚をはじめ多くの生きものにとって
大切な環境だということがわかると思います。
水蛇が現れました!蛇は苦手なので触れません(笑) カンボジアでは今でも水蛇は食用として普通に売られています。 実際に食べると鶏肉のような食感と味で美味しいですよ。 |
そんなことで、今回は村全体の警備をされている方に
ダトニオ情報を得ようと聞き込み調査をしました。
おじさんはこの村で生まれこの村でずっと働いているそうです。
偶然村にあった魚のポスターを持ってきてくれて
それを見ながら熱弁してもらいました・・・・が
ダトはいないときっぱり言われてしまいました(泣)
大体、予想はしていたのですが、あまりにもさっぱりと言われたので
ショックは大きかったです(泣)
ポスターに載っているコイ科の魚はすべて知っているそうで、
これはいる!これもいる!・・・と説明してくれました。
(実際にはこのエリアにはいない魚もいると断言していましたが・・・)
中には頭がナマズで体が太く1mくらいの魚は今までで一番珍しい魚だと
話してくれましたが、特徴と生息域から判断して
おそらくオオウナギ(A.marumorata)だとわかりました。
僕の調査でもオオウナギはとても少ない結果が出ています。
逆に日本の方が簡単に見つかりますね(笑)
(ちなみに同じ属のA.bicolorはまだ僕の調査では未確認です)
他の漁師さんたちにも数人質問しましたが、
やはり見たこと無いという答えが返ってきました。
ダトニオ(D.pulcher)は本当に少ないのだと改めて実感したプチ調査でした。
でも、他にもまだ見当のついているエリアが幾つかあるので
また今後調査へ行く予定です。
トンレサップ湖にも必ずダトの楽園があるはずです。
そう信じたいですよね!
そこにたどり着くには根気が必要ですね。
頑張ってTシャツ販売しないと(笑)調査できないですからね!
情報不足ですみませんでした。
これからも応援よろしくお願いいたします。
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