久しぶりの市場シリーズです。
今回は市場の魚シリーズ65(Cirrhinus microlepis)です。
このCirrhinus microlepisはあまり観賞魚として入荷するような
派手さをもっていない魚なので知名度は低い魚だと思います(笑)
でも、インドシナでは普通種でよく見かける魚なんですよ。
この魚はコイ科の中型魚で尾びれが赤く染まることや
鱗が比較的小さいのですぐにわかります。
下の写真は漁師さんが氾濫原で採った時の写真です。
場所はメコン河横の氾濫原です。
他にBotia helodes,イエローフィンバルブ、スリースポットグラミー、
ハンパラ、コンジキハゼなどが見られますよね。
きっと本流だけで生活するタイプではなく、
こうした浅い氾濫原にも進入し、産卵するスタイルの魚なのでしょう。
僕もこの時は最初は小舟の上から投網を打っていましたが、
漁師さんに促されて、水の中に入り投網をしました。
そのくらい浅い水域でした。
でも、この水域も乾季の最後には硬い土の大地に変身します。
本当にカンボジアの氾濫原はスゴイ力をもつ特異な地域ですね。
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