こんにちは!今日は市場の魚シリーズ69(Rasbora amplistriga)です。
ラスボラを紹介するのは初めてかな?
今回のRasbora amplistrigaですが、
恥ずかしい事に実は僕自身、一昨年まで知らない魚でした(笑)
そのくらい存在感がない魚で採った時は間違えて捨てるところでした(笑)
何故かというと、とっても小さいんです。
しかも、これまでカンボジアの山間部でよく見ていたR.pavieiの幼魚に見えたので
危ないところでした(笑)
初めてみたのはカンボジア東部の山間部を調査している時に間違って行く予定の道とは
違う道をひたすら進んでいた時でした。
山の中で地元の人に聞くと、この先はベトナムだというのです(笑)
しかも、道が悪くて悪戦苦闘していたので引き返そうとしたんですが、
その時に目の前に小さな川がありました。
せっかく来たので、少しタモでガサガサやっているとSchistura sp.とこの魚が採れました。
一応取っておこうと酸素パックして目的地の町についてから
じっくり見ていると、どうも鱗が大きいラスボラだという事がやっとわかりました。
そして愛用の図鑑をめくっていると、
ラスボラのページが出て来てすぐにまさか!と思うひとつの絵に目が釘付けに!
この魚の生息域がアップランドと表記してあったので
数年前に自分で×をつけていないものと思い込んでいたんです(笑)
本当に恥ずかしいですっ(泣)!!
最初のポイントでは3個体しか採っていないのですが、
その後、別のポイントで群れで泳ぐ姿を観察しました。
基本的に浅い場所から深い場所まで様々ですが、
流芯から少しずれているやや緩やかな場所を好むようです。
大きな群れは中層付近を100尾以上で遊泳していました。
ただ、他のラスボラ以上にスレに弱く、
相当神経を使って扱わないとすぐに弱ってしまします。
小さく、地味なラスボラですが今度ショップで見かけたら上の写真を思い出して
生息地をイメージしてみてください!!
この記事を書いていたら、もう一度この魚に会いたくなってきました(笑)
今は雨季真っ最中ですので行けませんが、
乾季にもう一度会いに行きたいですね。
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