2014年7月21日月曜日

アロワナに入れ墨?!

 
今日、待ちに待った品物が日本から届きました!
 
イラストマーという名のもので、
 
魚類や甲殻類、爬虫類、両生類などに使う蛍光タグです。
 
簡単にいうと、
 
研究する生きものに色をつけて管理したり、放流したり、
 
実験するためのマーカー(標識)です。
 
 
 
注射器が80本ほど入っていたので、驚きました!!(笑)
 
この薬剤は市販のエポキシ樹脂などと同じように
 
2液性なので主剤と硬化剤を混合して混ぜると、
 
この商品の場合はゴムになって固まるというものです。
 
ゴムなので魚には影響ありませんし、透明か半透明の場所に打つと色があるので、
 
色の組み合わせや、打ち込む部位(背びれや胸鰭、腹ビレ、尻びれなどなど)の組み合わせで
 
数百から数千のパターンがつくれるので
 
1個体ずつ、どれがどの魚か?!がわかるという訳です。
 
 
そもそも、これをなぜ使うことになったかというと、
 
以前、採集してきたアロワナの幼魚の産地がバラバラなので、
 
同じ水槽で飼育管理できなかったんです(笑)
 
なので、今は12個の水槽を使って管理しているのですが、
 
このままいくと、今まで以上にケンカでやられる個体が出てくるので、
 
水槽がいくつあっても足りませんよね(笑)
 
 
そこで、魚の個体識別ができれば、
 
産地が違う魚同士を一緒に飼うことができるので、
 
とても便利なんです!!
 
 
早速、今日は取説を読みながら、九大の鹿野さんにメールをしてコツなどの
 
アドバイスをしてもらいながら初チャレンジしてみました。
 
鹿野さんは以前、伝説の森ともいわれる白神山地のイワナを研究されていた時に
 
このタグを数千とか数万尾(忘れてしまいましたが)のイワナにマーキングしたそうなので
 
この作業はプロ中のプロです。
 
ですが、いざやってみると、
 
むずかしい!
 
 
皮下注射器での作業となりますが、
 
いくら細い針とはいえ
 
魚の薄い鰭の幕の中に打ち込むのでかなり繊細な作業でした。
 
外科医さんからしたら相当簡単なんでしょうけれど、
 
素人には難関です。
 
 
でも、これは慣れが大切だと思うので、
 
明日も引き続き練習してみたいと思います!
 
 
はやくアロワナたちを大きい水槽にみんなで引っ越せるように
 
頑張らないといけないですね(笑)
 
 
 
 


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