プノンペンから我が家への帰り道は4つのルートがあります。
その中の一つである古都ウドンの町を経由してのルートを選んで帰りました。
下の写真はトンレサップ川を渡る橋を通過した時です。
ほんの数年前まではこんな橋はまったくなかったカンボジアですが、
最近は主要な場所に橋が架けられ、
交通事情は改善されつつあります。
とはいえ、まだまだこうしたインフラ整備が整うまでには
長い年月が必要です。
橋を渡ると、対岸の6号線まではとんでもない悪路で(笑)
10km以上の道のりは砂埃と穴や石の連続で車が壊れるのでは?と思う程スゴイ道が続きます。
そんな悪路のまわりはトンレサップ川の左岸に広がる
広大な氾濫原が大地を覆い尽くしています。
とくにこの辺りはその奥まで入る道がないので調査は難しい場所でもあります。
また、このエリアは地形的にダトニオの生息エリアですので、
この奥に地元民しか知らない湿地や池がある可能性があり、
ダトニオがいる可能性は大きいエリアです。
そんな妄想をしているうちになんとか国道へ出ることができ、
アスファルトの道がこれほど静かで平らな道だったことを痛感することができます(笑)
そんな余韻に浸る間もなく、小さな村に差し掛かりました。
朝早い時間にせっかく来たので、魚調査をしてみることに。
この村は規模が小さいので、それほど多くの魚が見られるわけではないのですが、
まだ未調査の村だったので
(これまでにも何度も通過していた村ですが、通過する時間帯が良くなく、魚がいませんでした)
やらないのはもったいないですよね。
最近はトンレサップ湖周辺の市場を見ていなかったので、
久しぶりに出会う氾濫原エリアの魚たちをみた時に、
すごくホッとした気持ちになってしまいました(笑)
この中でも10種類以上はいます |
写真のほとんどはメコンデルタの代表的な小型魚ばかりです |
プラーチョンと共に僕の好きなボティアBotia(B.modesta種とB.helodes種)もいました! |
ミスタス2種やジャイアントグラス(Parambassis wolffii)などもいますね トンレサップ湖内のグラスフィッシュは最大で手のひらを超えるサイズもいます |
ピーコックスパイニールやバンデットシクリットで知られるプリストレピス(Pristolepis fasciata)は このエリアの代表種ともいえます |
この写真の中にもおよそ10種以上の魚たちが混ざっています |
中央の魚は比較的数の少ないシリーヌス・ジュリエニ(Cirrhinus jullieni)です。 |
やはりコイ科が多くを占めていました。 それに次いでミスタス(Mystus)やパンガシウス(Pangasius)などのナマズの仲間が多かったです。 右上にはダトニオカラーのシュードミスタス・シアメンシス(Pseudomystus siamensis)がいますね! |
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