本日は市場の魚シリーズ55(Acanthopsoides hapalias)です。
Acanthopsoides hapaliasは見てお分かりのようにドジョウの仲間です。
サイズはせいぜい5cm程の細長い種で
ホースフェースローチのようなスタイルですね。
生息地はカンボジア全土に広く見られますが、
どちらかというと、少し上流域の小河川で多く見られます。
でも、細く小さい魚であることと、
砂泥エリアを好むことから、見落としてしまう事が多い魚と言えます。
採集調査では1つのポイントでも瀬があれば淵があったり、草が生い茂った場所など、
様々な環境があるので取りこぼしがないように気をつけるのですが、
その中でも何もいそうもない砂地はついつい見逃してしまいがちなポイントです(笑)
そんな場所を主な生息域としているこのAcanthopsoides hapaliasですが、
場所さえおさえれば簡単に採る事ができます。
タモ網があればかなりの確立で採れます。
最近はアミを入れる前に大体いるかいないかイメージすることができるようになってきました。
結構、確立高いんですよ!(笑)
上の写真のようなところだと目を凝らして観察すれば見えます!!
でも、下の写真のような環境ではなかなか見えませんよね。
しかも、単調な環境なのでついつい投網を数回打って終わらせてしまいそうな
環境ですが、岸際のカケアガリは砂地であることが多いので手間ですが、
タモであさるとたくさん出てきます!
たぶん人影などにも敏感なのでタモで掬うときには奴らは砂の中にもぐっています。
琵琶湖の流入河川の河口付近でスジシマたちを採るときのような感じです!
魚採りは地形や水域の状況、これまでの経験などを使って予想を立てると、
よりいっそう楽しい遊びになると思いますよ。
その予測が当たったときはなおさらです(笑)!
意外と奥の深い世界ですね。
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