久しぶりの市場の魚シリーズです。
今回はちょっとマニアックな54回目、SCHILBEIDAEの2種を紹介いたします。
下の写真がその魚たちですが、ほとんど同じ魚に見えます(笑)
僕もパッと見せられたらわかりません(泣)
そのくらい同じような姿をしていますが、違う属の魚なんですねー
Clupisoma sinensis |
Laides longibarbis |
まだ日本のショップでは見たことありませんが
もし見かけたらチェックしてみてください。
この2種の大きな違いはヒゲの数です。
Clupisoma sinensisは4対(8本)あるのに対し、Laides longibarbisは3対(6本)です。
たったそれだけ・・・!といいたいところですが、
このヒゲの本数はとても大きな違いなんですよ。
さらには尻ビレの数が44-50と41-47本とされているのである程度の判断ができますが
同じレンジがあるのでその数値が出たときは判断が難しくなりますよね。
サイズは前者が約30cm、後者が15cm前後と共に小型のナマズといえます。
でも、おそらくは下を這うようなタイプではなく、
流れのある河川の中層付近を遊泳しながら生活するタイプだと思います。
でも、これまでの調査でも2種共出現頻度は少なく、
確認地点も非常に少ないです。
ですので、それほどたくさんいる魚ではないのかもしれませんね。
まだまだ謎は山ほどあります(笑)
一生かかっても調査しきれないくらいカンボジアの魚たちには謎が多いです(笑)
(注意)Clupisoma sinensisはLaides sinensisで扱う方もいるかと思いますが、
ここではClupisoma sinensisとして扱います。
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