ここ数日でやっとカンボジアも雨季にはいったようです。
本来なら毎年4月の後半あたりから徐々に雨が降り始めるのですが、
今年は降ってくれませんでした。
雨は魚たちにとっても、大切な生命線です。
今月初旬にトンレサップ湖岸の水田地帯へタガメの生息状況を確認しに行ったのですが、
毎年この時期でも確実にあった湿地帯が干上がってカラカラの大地になっていました(汗)
その時に何ヶ所か干上がる寸前の水たまりを見つけました。
直径1mほどの水たまりにはフライングバルブとエビが生き延びるために
必死に頑張っていました。
水深も10cmあるかないかなので、水温は30度を超えていたはずです。
この時の気温は35℃くらいでした。
メコンなどの大河川もそうですが、末端の水田や湿地などを住処にする生きものにとっては
辛い時期ですよね。
でも、雨季が本格的になるとカンボジアの景色は一変します!
地平線まで水のない平地だったところが雨季にはすべて水域へと変わります。
すると、どこからともなくラスボラやグラミーの仲間、キノボリウオなどが出現します。
この光景をいつも見ていると、本当に驚かされますね。
昨日も夕方から雨が降り出し、店までカンボジア風のカッパを着てバイクで出勤しました。
このカッパを着るのは1年ぶりなので、この季節が来たかー!と思うひと時でした。
今連載している魚ネタの記事ですが、次号のネタを「洪水で我が家にやって来た魚たち」という
タイトルに決めました。
この号が発行される頃にはきっと雨季の真っ最中だと思います。
昨年の大洪水の時の話なので皆さんも良く知っている内容です。
シェムリアップもタイと同様に大きな被害が出ました。
その当時も僕は魚調査をしていたのですが、家に入って来た魚を記録しました。
魚たちにとっては何でもない事かもしれませんが、私たちにとっては一大事でした。
そんな水害を魚の目線から紹介する記事です。
また今度紹介します。
今年は程良い雨季になると良いですね。
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