2012年5月30日水曜日

市場の魚シリーズ20(小さな宝もの)

久しぶりの市場シリーズです。

やっとの事で20まできました!!


今日は市場でよく見かける小魚コーナーです!

市場での調査は地方へ行く時は必ず行います。

地域にもよりますが、例外を除くと、そのほとんどは地元の魚たちです。

ですから、その地域の魚をざっと確認するのにはもってこいの調査場所となっています。

もちろん、ラスボラなどの小さい魚はなかなか市場にはでないので

そこにいる魚がすべてだとは思っていません。

クリークや湿地にいる魚は自分で採らなければいけません。



この写真も典型的なパターンの写真です。

一見すると、同じ魚の山に見えますが、

これで立ち去ってしまうとせっかくの調査も台無しです(笑)

上の写真でもざっと10種もの魚が入っているからです!

僕はいつも地方へ行くと翌日の朝は市場で時間を使って、

魚の山を1つ1つチェックして確認した魚をすべて野帳に記録します。


数年前に塚脇先生率いるトンレサップ湖調査チームが市場で新属新種を発見したのも

きっと同じ様な地道な作業をされたからこそできた成果ですよね。


僕も、カンボジアでは少ないとされる種をこの方法で

何種か確認していますので、とても有効な調査方法だという事は確実です(笑)!

この小魚の山をチェックする時のコツは自分の目ではなく、

お店のおばちゃんのご機嫌をとることです(笑)

(笑)本当なんですよー!


いくら怪しい山があっても、そこをほじくりたくても、

おばちゃんを怒らせては絶対に触れないのです(笑)


そしておばちゃんの暗黙の許可が得られれば、

後は自分の観察眼が頼りになります(笑)


このような感じでいつも市場を歩いているんです(笑)

魚好きには最高の時間ですよね!

もし、皆さんも国内外を問わず、市場を散策する時は楽しんでください!!



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