今日はバンコクから持ち帰った魚の撮影をしました。
今日の撮影はドワーフボティアとラスボラエスペイの2種です。
どちらもアクアリウムフィッシュとしては古くから知られている
一般魚なので、インドシナにはたくさんいるんだろう!・・・と思われる方も多かと思いますが、
インドシナのど真ん中に位置するカンボジアに限ってはこの2種はかなりレアなんですよ(笑)
どちらも文献や資料をあさってみても確実な記録はありません。
そんな中、ある機関の方と知り合い、
その機関の資料を検索したところ、
この2種がちゃんと標本付きで記録されていたんです!
正直、自分で見つけられていないことに悔しさはありますが、
それ以上に、この魚がカンボジア国内にいたことが驚きでした。
でも、その機関の調査結果でも2種ともそれぞれ1地点でしか確認できていないんですよね。
その結果からもわかるようにカンボジア国内においては
非常に分布域が限られている可能性が高いと思われます。
個人的にはその地点の1~5km圏内は調査経験があるので、
そこで出なかったのが悔やまれますね(笑)
今回の結果が良い例ですが、
こうした調査研究は一人でできるものではないということです。
そして結果として様々な機関がそれぞれの研究成果を出し合うことで
初めて総合的に解明されるんだと改めて感じることができた一件でした。
その役割に入れるようにコツコツやらないといけないですね(笑)
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