2013年10月22日火曜日

明日はトンレサップ湖調査

 
今夜、以前からお会いしたかった方と会うことができ、
 
カンボジアの魚に関するいろいろなお話を聞くことができました。
 
 
ここまで個々の魚の話をすることができたのは初めての経験だったので
 
とても良い情報を得ることができました。
 
 
特に今まで疑問に思っていた魚の分布状況や
 
レアな魚の情報など一人で活動する僕にとっては
 
普段得ることができないものばかりで
 
本当にありがたい時間を過ごすことができました。
 
 
明日はカンボジア水産局の方も一緒にトンレサップ湖の
 
調査に同行させていただくことになりました。
 
 
また良い時間が過ごせるよう頑張ってきます!!
 


2013年10月21日月曜日

TBS世界の果ての日本人23日7時から放送です

突然ですが、
 
TBSの世界の果ての日本人という番組が23日夜7時から放送されますが、
 
その中でカンボジアで暮らす僕ら夫婦の様子も紹介されます。
 
 
写真のように今回はトンレサップにも行きました。
 
ダトニオネタも少しあると思います!
 
お時間があればぜひご覧ください。
 
 
でも、実際に僕らの生活はこの数年そんなに変わっていませんし、
 
研究や活動も1年で大きく変化もしませんので、
 
昨年に放送していただいた番組の内容と同じでは・・・
 
と僕らは心配しています(笑)
 
 
しかも、世界の果てといえるような辺境の地でもないので
 
なおさら心配しています(!困!)
 
 
 
こればかりは見てみないと・・・
 
 
 
 
 

雑誌新号でました!

 
たばこは相変わらず大変です(笑)
 
本当に難しいものですね(苦)
 
 
 
さて!
 
連載しているカンボジアの情報誌D.A.Cの新号が出ました!
 
今回の探求魚日記は「未記載種の記載までの道のり1」という大きなテーマで
 
「学名とは?」という内容に焦点を当てて
 
普段なじみの少ない学名とはどういうもので
 
身近なところにはこんな話もあるんだよ!という感じの文章で書いてみました。
 
 
具体的には日本での学名の歴史(江戸時代から)や
 
実際にカンボジアに生息する魚たちの中にも
 
カンボジアの地名やインドシナの土地にちなんだ意味の学名をもつ
 
魚などがいるのでその例をいくつか挙げて紹介してみました。
 
 
アクアリストの皆さんは普段から学名を使って魚の名を呼ぶことも多いと思うので
 
それほど遠い世界のものではないのですが、
 
普通はなかなか触れることはないですからね(笑)
 
この探求魚日記は魚と人を結ぶテーマでいつも書いているので
 
今回も「へえ~!」と思ってもらえれば幸いです!!
 
 
 
 


2013年10月19日土曜日

たばこやめてます

 
昨日の市場シリーズはあまりしっかりとした内容にならず
 
皆さん!本当にすみません。
 
 
実は今20年吸い続けたたばこをやめようとしているんです(笑)
 
まだやめて5日ですが、
 
 
かなりきついですね(笑)(苦)
 
 
 
何もかも手につかず、集中できません。
 
 
もうしばらくだと思いますが、
 
 
ブログのアップも頻度が減るかもしれません
 
 
 
また落ち着いたら再開いたします!!
 
 


市場の魚シリーズ91(フグ2)

第2弾のフグシリーズです。
 
まずはスバッティーの名で有名なM.suvattiiです。
 
アクアリウムの世界では有名ですよね。
 
でも、毛フグと同様にカンボジアは分布の南限なので
 
生息数は明らかに北のラオス・タイよりも少ないように感じます。
 
おそらくコーンの滝とその下流の地形がこの2種には適さないのでしょうか?
 
今のところカンボジアではレアな種だと思います。
 
 
続いてはM.turgidusです。
 
この魚は以前紹介したことがありますよね。
 
カンボジア北部のメコン流域ではとても多い種です。
 

 
 
このに似た魚がほかにもいるのですが、
 
いまいち資料が少ないため確信が持てず、まだ整理できていない種もいます。
 
そのあたりもしっかりと整理していけたいいですね。
 

 
ここまでは淡水域のフグたちでしたが、
 
ここからの2種は汽水域を中心としたフグです。
 
この2種は説明する必要もないくらい有名なハチノジフグとミドリフグです!
 
 
それでも、ハチノジフグは下の様な流れのはやい完全な淡水域にもいるんですよ!
 
ここでは潜水した時にハチノジフグがたくさん泳いでいる姿を見ました!
 
それ以降、もう10年近く行っていないポイントなのでまた近いうちに行きたいですね。
 
もう一度確認したいです(笑)
 
 
そして、当然汽水域には泥深い水域が広がり、
 
マングローブエリアが見られます。
 
そうした場所でもこの両者は見られます。
 
この辺りの水域ももっとしっかりと調査しないといけませんね(笑)
 
やらなければいけない場所が多すぎて(笑)困りますね(泣)
 
 

 
 


市場の魚シリーズ90(フグ1)

 
お久しぶりのアップです!
 
このところ体調不良でぐったりしていました(笑)
 
 
今日はカンボジアのフグをご紹介いたします!!
 
まずはこのAuriglobus nefastusです!
 
この魚はよくアクアリウムフィッシュとしては見かけますが、
 
カンボジアではまだ1度しか出会ったことがありません。
 
文献によると、メコンの中下流域に分布し、
 
氾濫原エリアにも侵入するとあるので、一般魚扱いですが、
 
僕の中ではかなり気になる魚の一つですね。
 
またこの魚が採れた網に入っていたのが中層を勢いよく泳ぐナマズだったことから
 
この魚の生活スタイルも想像できますよね。
 
 
 
次はCarinotetraodon lortetiです。
 
この魚もフグファンには有名な魚ですよね。
 
カラーパターンが豊富で一見すると全くの別種と思ってしまうくらい違う色を発色するフグです。
 
また、このフグも採集例が少なくトンレサップ湖でしか見たことがありません。
 
おそらくはメコンにもいるのでしょうけれど、
 
個体数は少ないように思えます。
 
他国にはたくさんいるエリアもあるのでしょうが、
 
まだカンボジアではそのようなエリアは見つけれていません。
 
このフグも僕にとっては謎のフグです(笑)
 

 
 
こちらは有名な毛フグです。
 
この魚の特徴でもある毛(皮弁)には個体差があるようで全身に見られる個体と
 
一部にしか見られない個体がいるようです。
 
僕が今年メコン本流で採った個体は人と同じように顎の周辺に多いタイプでした。
 
この毛フグは調べるとラオスとタイが分布域となっている資料がほとんどなので
 
おそらく今回の個体はカンボジア初記録になりますね。
 
村の人も知りませんでしたからね。
 
ラオスから流れてきたのでしょうか(笑)
 
まだまだ未知の魚ですね。



毛フグの皮弁
生息地周辺(メコン川)
 
お次はMonotrete cambodgiensisです。
 
今回は属名をMonotreteで紹介していますが、
 
文献によってはTetraodonで紹介しているものもあります。
 
このM.cambodgiensisはカンボジアの淡水フグの中では最も大きくなるフグで
 
20cmほどになります。
 
氾濫原エリアにはあまり侵入することは無いようで、
 
メコンなどの大きく広い水域を好んで生活しているようです。
 
でもこの魚は止水タイプのトンレサップにもいますし、絶えず流れのあるメコンにもいますし、
 
メコン水系ではない水域では汽水域でも顔を出します(笑)
 
 
まだしっかりと調べてはいないので何とも言えませんが
 
もしかすると別種の可能性もありますね。
 
 

 
お次はM.cochinchinensisです。
 
この魚はメコンフグや赤目フグの名でよく入荷しますよね。
 
小さく可愛らしいフグですね。
 
このフグはカンボジアの氾濫原エリアで多く見られます。
 
上のフグと違い、反対にメコンなどの本流よりもその横の湿地や支流に入って
 
生活していることが多いようです。
 
それぞれ少しずつ生活の場を変えているのでしょうね。
 


M.cochinchinensisの典型的な生息地
(流れはそれほど重要ではなさそうです)
 
次回は第2弾を紹介いたします!!
 
 


2013年10月15日火曜日

今月のトンレサップ川

 
取材で訪問したサムさんの家です!
 
高床式なので水位に合わせて移動はしません。
 
そのため、家の床は地面から5・6m高い位置にあります。
 
最低水位の乾季には水辺は家から100mほど遠くにありますが、
 
雨季にはこの通りです。
 
今年の初めに一度訪問していましたが
 
久しぶりの訪問だったのでサムもかなり喜んでくれました。
 
写真に写っている人が皆後ろを向いているのは
 
僕がやぶれた投網を直してほしいとお願いして渡した直後なので
 
みんな投網の入った袋を開けて穴の大きさを見てくれています。
 
情けないことに網の修復ができないので(泣)
 
この様に機会があれば漁師さんにお願いして直してもらいます。
 
投網はとてもよく使います。
 
そしてよく引っかかります(笑)
カンボジアにも投網がありますが、木綿糸で扱いにくく、
 
どうしてもナイロン糸の日本製が手放せません。
 
僕のお気に入りのサイズは2万から3万円くらいするので
 
そうそう買いかえることもできません。
 
しかも、いくつか用意しておいた投網も今使うものが最後の投網なので
 
もうストックがありません!!マジでやばいです(笑)
 
 
 
サムと刺し網を仕掛けに行ってきました。
 
今の時期はまだトンレサップに水が注いでいる時期なので
 
トンレサップから水が出る12月以降でないと、
 
魚たちが動き始めません。
 
期待はかなり薄かったのですがその予想は当たり、
 
ほぼボウズ状態でした。残念です!!
 
サムは一か八かで魚が通る漁場を選んで仕掛けてくれましたが、
 
もう少し浅い岸よりのブッシュが多いエリアではちょこちょこ採れていました。
 
この辺りの見極めは難しいですよね。
 
 
 
 
写真下の中央に小さな旗があるのが見えますか?
 
この旗の奥は浸水林エリアで禁漁エリアです。
 
この奥にダトニオがいるんでしょうね。
 
そんな予感がします!
 
 
この刺し網の長さは400mで
 
最盛期にはコイ科の大型魚やパンガシウスなどがかかります!!
 

 
来年は何度か乾季にこの地域でダトニオ漁をする漁師さんにお願いして
 
実際にダトニオの調査をする予定です。
 
トンレサップ湖面積は雨季の最大水位時には16,000k㎡にもなる巨大湖です。
(琵琶湖は約670k㎡です)
 
その謎はまだまだ深いところにあります。
 
その一部でも見れるといいですよね!
 
 


豆知識おすそ分け(さんまいりん?!)

もう、数か月前のことですが、
 
我が家の食堂「ボティアライフ」にプノンペンの大学の先生が訪問してきました。
 
その先生と一緒に来られた方々は信州大学と岐阜大学の学生さんでした。
 
早速、お話を聞くと、農業や漁業とそこで暮らす人々に関する研究をされている方々で、
 
魚をやっている僕の話も聞きたいということでお話しさせていただき、
 
今後何かの縁があればお互いに協力していきましょう!と
 
いう話で盛り上がりました(笑)!

 
ここまでの話は実は前置きで(笑)、
 
その話をの中で今回とても興味を持ったのは
 
岐阜大学の学生さんが研究されている「さんまいりん」という場所とその役割です。
 
みなさん、
 
「さんまいりん」って知っていますか?
 
正直、話を聞いている最中もその言葉の漢字が分かりませんでしたが、
 
最終的に教えてもらい理解することができました。
 
 
さんまいりんを漢字で書くと、「産米林」だそうです。
 
 
詳しくは岐阜大学の研究チームが書かれた下記の説明文をお読みください。
(一部抜粋させていただきました)
 
タイの東北部からラオス平原地帯には天水田が広がる.水田の中には多数の樹木が見られる.樹木が多いところでは,まるで林の中にイネが育てられているように見える.このような景観を「産米林」という。高谷らによる定義は,森林として登録されている土地で米づくりを行っている水田,である.従ってこの定義は単なる景観を指すものではなく,農業統計上の分類項目として新たに提案されている水田の一つの区分である.ではどうしてそのような「森林」の中で米づくりを行っているか?このような森林(国有林)では伐採業者によって価値の高い巨木が切り出された際,伐採に必要な道路が作られ整備がなされた.農民がその後に下生えを刈り払い,イネを植えるようになった.森林局によって米を作ることは許可されているが水田内の木を切ることは禁止されている田として農民に利用されている.1930年代にはこのような田はほとんど存在しなかった.比較的近年まで林であったところに,この当時急速に米づくりが侵入してきた状態を,高谷らは「産米林」と称したわけである.
現在では,上空や道路際から見れば森林だが,一歩中に足を踏み入れると水田であった,というような「産米林」はほとんど見ることができない.このページの写真にも示すように,農民が水田に植えた竹やマンゴーの樹木類も含めて「産米林」として,定義を広げて用いられることが多く,このページでもそのような使い方をしている.
 水田のイネの立場から見れば,群落の上にそびえる樹木があることで何らかの影響があることは明らかである.林の中か孤立木の下なのかが単に量的な違いではないであろうことは容易に想像されるが,具体的な中身,起きている現象についてはわからないことが多い.このことが産米林研究プロジェクトに着手した契機ともなっている.
http://www1.gifu-u.ac.jp/~miya/tree&rice/treericeopen.htm


・・・というのが産米林です!
 
 
ここでいくつかの驚きもありました。
 
例えば、30年代までは産米林エリアが存在しなかったというインドシナのコメ事情や
 
農業統計上の分類項目としての言葉だという点、
 
そしてその成り立ちと実際の生態系に及ぼす影響力などに興味をもちました。

 
上の写真は僕が以前に定点観測に使っていた場所で単に
 
「典型的な水田」なのですが、ヤシの木などが水田の畔にあるので、
 
産米林といえるか分かりませんが(笑)、たぶん産米林ですよね?
 
 
上記の説明にはこの産米林が形成されるプロセスが書かれていましたが、
 
いまカンボジアではまさにそのような光景が各地で展開されています。
 
また、私たち人が森を開発した結果出来上がったものですよね。
 
そう考えると、普通の水田も産米林も地形やきっかけが違えど、
 
人が生み出した環境ですから、かなり似ていますよね。
 
でも、生きものの生態や環境の観点から見ると、
 
平面の水田とそれよりも立体的な産米林とでは確かに違った
 
環境を生み出していると想像できますよね。
 
木々があることで、
 
農作業する人が日陰で休めます(笑)し、
 
鳥や牛、水牛などの大型動物が集まり、
 
そこに糞をすればそれが肥料となり多くの生きものたちが活動するきっかけになります。
 
木々の他にも高さ2mを超すアリ塚などもあります。
 
 
水と背の低い草木だけの場所に大きな木々があれば
 
そのエリアの生態系の幅は広がり、
 
生きものの多様性は増すのは明らかなことです。
 
 
そう考えると、産米林に対する興味は増す一方ですね(笑)
 
 
この産米林という言葉を知ってから少し水田地帯の風景の見え方が
 
変わってきたように感じます(笑)
 
この分野は専門でないので深くは入れませんが、
 
これからも興味をもって見て感じていきたいと思います。
 
 
皆さんの近くの水田には産米林のような場所はありますか?
 
ぜひ、探してみてください。
 
 
 
 
 
 
 

2013年10月14日月曜日

トンレサップ湖取材2

 
昨日は学校建設関連の仲間と出ていたのでPCを開けることなく1日が過ぎました(笑)
 
そんな日があると不安な気持ちになるのは現代病の1種ですかね(笑)
 
それだけネット社会に依存して生活しているんだと痛感しますね。
 
 
さて!
 
今日は先日の続きでトンレサップ湖取材の第2弾で魚をご紹介いたします。
 
ここはトンレサップ湖の出入り口に位置する町の港です。
 
朝3時頃から魚が集まってきます。
 
この日も取材があったのでなんと!夜の1時半に集合!でした・・・早すぎです!!!
 
 
 
先日、ご紹介したようにこの時期は魚の動きがないので
 
ポヒュラーな魚たちしか見ることができませんでした。
 
 
下の魚はお馴染みのキノボリウオですね。
 
水田地帯で見られるキノボリウオは3-5cm程度のちびっ子ばかりですが、
 
トンレサップ湖内でとれる個体は20cm超えのものもごろごろしています。
 
これだけサイズが違うと同じ魚には見えませんね。
 
でも、アクアリウムとしてみれば、デカい個体の単独飼育でも十分に見ごたえありそうですね。
 
 

 
 
こちらはインドシナからインド地域に広くグループを作っている
 
プリストレピスの仲間(Pristolepis fasciata)です。
 
キノボリウオと同様に確かに氾濫原エリアでは出現頻度の高い種ですが、
 
この2枚の写真を見てもわかるように採れる個体数に差が出ています。
 
僕が実際に採集をしても同様の結果になることが非常に多いです。
 
生息個体数自体もキノボリウオよりは少ないとは思いますが、
 
湿地帯に潜水して本種を観察した際にもう一つ感じたことがあります。
 
それは水中で確認した個体のほとんどは単独でいることが多いので
 
一度の採集で複数の個体が網にかかる確率が低くなっていると考えられます。
 
これは潜水観察する前からわかっていたことですが(笑)、
 
実際に水中でプリストレピスの行動とその環境を見て確信することができました。
 
ダトニオなんかもきっと同じような生活スタイルだと思うので
 
つかまえるのは難しいですよね。
 

 
下の魚はまだ選別が終わっていない魚の山です。
 
この様な状態での調査は大変です。
 
山をかき分けてチェックしないと下の方にお宝がいる可能性が高いですよね(笑)
 
この写真は4-5種程度しか混ざっていないのでまだまだマシです(笑)
 

 
お次はこの魚屋さんにとってはあまりもののまさに!ザコ!ですが、
 
僕にとっては一番嬉しいカゴでした(笑)
 
なぜなら、これだけでも10種の魚が入っているんですからね(笑)
 
まさに本日のお宝です!(嬉)
 

 
Pristolepis fasciata、Kryptopterus cryptopterus、Ompok bimaculatus、Wallago attu、
 
Bagrichthys macropterus、Hemibagrus nemurus、Mystus albolineatus、Mystus bocourti、
 
Mystus mysticetus、Pseudomystus siamensis、Channa striata
 
 
 
お次はイエローフィンバルブでお馴染みのB.gonionotusです。
 
この魚はカンボジアでも養殖対象種として盛んに養殖されています。
 
養殖業界では外来種を扱う割合が増していますが、
 
できることなら、こうした在来種をうまく使ってほしいところですよね。
 
 
カンボジアの養殖池は粗放的な素掘りの池が多く、
 
乾季には十分な補水作業ができず、
 
そのような環境下ではこのイエローフィンを始め、
 
在来種を使用できない池がほとんどです。
 

 
今はそんな事情から草食性が強い外来種が好まれています。
 
しかも種苗生産も比較的簡単な種なのでその勢いは今後もなかなか止まらないでしょう。
 
この辺りもなんとかしたいカンボジア水産事情の一つですね。
 
 

 
最後の写真はトンレサップ湖では比較的珍しい
 
プロバルブス・ジュリエニです。(中央のヒレと目がオレンジの魚です)
 
この魚もサイテスに登録されている魚ですが、
 
同属のProbarbus labeamajor とProbarbus labeaminorよりもたくさんいるのは間違いないですね(笑)
 
サイテスに関しても再度登録魚種の見直しが必要な状況になってきたと思います。
 
今後の規制や管理システムをしっかりしていかないと
 
裏で動く人だけが良い思いをして魚そのものやその地域の人々は
 
ただただ環境の悪化を見過ごし、厳しい状況を受け入れるしかありません。
 
 
 
カンボジアに限ったことではありませんが、
 
もっともっと自分のまわりの人や環境を大切にして生活しないといけないな!と
 
感じますね!
 
 
おっ!もう店に行く時間です!!
 
それではまた明日!!
 
 


2013年10月12日土曜日

トンレサップ湖取材1

 
先日のテレビ取材でトンレサップ湖へ行ったのでその時の
 
魚たちを少しですが紹介します!
 
以前にも紹介したように世界有数の淡水魚水揚げ量を誇るトンレサップですが、
 
環境の悪化や違法漁業等によって年々その量は減少傾向にあるといわれています。
 
そんな中で政府は大規模漁の規制や
 
地域により禁漁期間などを設けて資源の回復と整備を図っています。
 
 
今回はその真っ只中の取材だったので
 
これといってすごい魚たちには出会えませんでしたが、
 
インドシナとりわけトンレサップ湖水系のレギュラーフィッシュが出迎えてくれました(笑)
 
 
しかし、すべての規制がかかった時期だけあって
 
外来種の養殖ものが多く市場には並んでいました。
 
この光景はいつ見ても寂しい光景です。
 
しかも、その魚たちの勢いは強く、年々増加傾向にあるように感じます。
 
特にテラピアの勢いはスゴイデスネ。
 
 
そんな中でも身近な水田地帯(氾濫原)で採れた魚たちも姿を見せてくれました。
 
ボティアやスパイニールなどなど。
 
 
そしてトンレサップ湖沿岸水域でよく見られるミズヘビは雨季には欠かせない食べ物です。
 
この量がでも昼までには完売です。
 
僕も何度か採ったことがありますが、
 
蛇は苦手なので(笑)網からうまく外してリリースします(笑)
 

 
こちらはイエローフィンバルブ(B.gonionotus)ですね。
 
ブラックシャークとオステオチルスも紛れて入っていました。
 
 
 
こちらはトンレサップにはとても多いコイ科の
 
ヘニコリンカス・シアメンシスです。
 
カンボジア名はトライ・リエルといい、
 
カンボジア通貨単位のリエルと同じ名を持ちます。
 
 
 
次回は第2弾をアップします。
(ネット環境が悪く、一気にアップできませんでした(笑))
 
 


2013年10月11日金曜日

ダトニオTシャツを着てくれました!

 
彼はサムナンという中学1年の友達です(笑)!
 
僕らが4年前にこの場所にお店を出した時からの知り合いです。
 
彼のお父さんは地雷の被害にあい、足を失っています。
 
そうした人の中には物乞いなどをするようになる人もいますが、
 
彼のお父さんは仕事をしています。
 
彼はそのお父さんと兄弟5人でナイトマーケットの入り口でカンボジア伝統音楽を演奏して
 
CDを販売したり寄付をもらって生活をしています。
 
出会ったころはまだ小さくて小僧(笑)でしたが、
 
成長期なのでみるみる背も伸びてもう少しで僕と同じくらいです。
 
お店が近いということで毎日うちの店に彼と末っ子のトラというチビが遊びに来てくれます。
 
 
実は今年の2月に放送した「世界ナゼそこに日本人」の番組で
 
ベタを探しに行ったときにフィールドを案内してくれたのも彼らです!
 
 
 
お父さんは魚好きなので
 
よく地方へ調査に行ったときには
 
シェムリアップ近郊に生息していない魚をお土産にあげます。
 
 
最近はエイを死ぬまでに一度は食べたいといっています。
 
今度機会があればお土産にあげたいですね。
 
 
 
 
こうして寄付などをして生活する家族はまだまだ多いのが現状ですが、
 
この家族は近くで出会うそうした家族や人と少し違う点があります。
 
 
それはみんなが暗い目をしていないことです。
 
サムナンもトラもそうですが、
 
お姉ちゃんやお兄ちゃんもいつも元気です。
 
 
その要因はたぶんお父さんだと僕は思っています。
 
いつもお父さんは元気いっぱいで大きな声で話し、
 
まわりの人たちともとても良い関係を築いているのがよくわかります。
 
 
このお父さんのライフスタイルが知らず知らずに
 
子供たちにも影響を及ぼしているんでしょうね。
 
実はお母さんは数年前に病気で亡くなっているんです。
 
なので、末っ子のトラはほとんどお母さんを覚えていません。
 
実際にはこのような境遇の子供たちはいくらでもいますが、
 
とにかく素直で思いやりがある子供たちです。
 
彼が中学を卒業したら少しずつですが僕の魚調査のパートナーになってほしいと
 
企んでいます(笑)そして、さらにその先ですが、水族館ができたら
 
すぐにでもカンボジア人スタッフに飼育や採集の支持ができるようなエキスパートに
 
なってほしいとささやかな夢を抱いています(笑)
 
 
 
カンボジアでの生活でも毎日いろいろな刺激を感じたり、
 
考えさせられることも非常に多く、
 
バカな僕にはとても良い環境にいるな!と感じています。
 
 





イキイキスクールのTシャツに・・・!

少し紹介が遅れましたが、
 
今月初旬に今年で3年目となるイキイキ小学校の卒業式が行われました。
 
この小学校は3年前に世界一周中でカンボジアに立ち寄った日本人夫婦が
 
バックパッカーの旅人の協力を得て作った学校です。
 
その学校も今年で3年が経ちました。
 
こうした活動の多くは2年目3年目で消滅してしまうことも多いのですが、
 
このグループは勢いが落ちることなく、
 
建設中に培った村人たちとの信頼関係をより強くしながら
 
コツコツと活動をしている団体さんです。
 
 
 
僕ら夫婦も建設中に彼らと出会い、
 
長い付き合いをさせてもらっています。
 
 
この日は取材があったので参加できませんでしたが、
 
朝みんなを見送りに行ってきました!
 
学校のあるトロペアントム村まではピックアップトラックで2時間ほどです。
 
途中は悪路もあり行くだけでも一苦労です(笑)
 
 
建設中の現地滞在で芽生えた仲間意識はとても強く、
 
リーダーのカデさん、グリコさんの人柄もあり
 
とても良い空気を作っています。
 
この夫婦はその人柄からかいつもたくさんの人が集まってくるんです!
 
そんな二人をいつも見て僕らも見習わないといけないなー!と話しています。
 
本当に素晴らしい方々なんです。
 
 
そんな彼らが作った2作目のTシャツを購入しました!!
 
その裏にはシェムリアップの地図がプリントされているのですが、
 
彼らの粋な計らいでボティアライフのあるアンコールナイトマーケットを入れてくれたんです!
 
しかも、そこには魚のマークがっ!!
 

 
 
本当に感謝です!
 
ありがとうございます。
 
 
魚の調査や研究はすぐに成果の出るものではないので
 
まだまだこれからでもどかしさもありますが、
 
その間に多くの方の応援をいただいているので
 
その有難みをしっかりと感じながらやっていこうと思いました。
 
 
カデさん・グリコさんたちのイキイキスクールも応援していきます!!
 
お互いに頑張りましょう!!