2015年5月22日金曜日

新たなアイテム:船

 
アロワナ調査は2日目からは違う河川に移動しました。
 
この河川は先月の番組でアロワナを3尾もバラした水域です(苦笑)
 
今回は予定通りボートを用意しての調査です。
 
 
自然水域のアロワナがそこにどのくらい生息しているのか?を知るための
 
方法はいくつかありますが、どれもすごく難しい調査です。
 
そして、我々のプロジェクトで行う方法は捕獲した親魚にタグをつけて再放流して
 
完璧とはいかないまでも大まかな生息数を確認できれば・・・というものです。
 
 
そのためにも少しでも多くの親魚を一時捕獲しなくてはいけません。
 
でも、これが難しいんです(汗)
 
 
今回の調査で現地入りして感じた悪い条件としては、
 
予想以上に川の水が増えていた事と、
 
それに伴って乾季の間に堆積した土砂などが一気に流れ出したため(僕の仮説ですが)、
 
前回(情熱大陸の取材時)よりも水がすごく濁ってしまっていました。
 
さらに、この後2日間夜間の稚魚採集を行ったのですが、
 
稚魚の姿がまだ見えなかった事から、
 
今ちょうど産卵を終えた親魚は口に子供を咥えている時期で
 
摂餌行動をほとんどとらないのではないか?という事です(汗!)
 
・・・要するに釣りでの親魚採集および稚魚掬いのどちらもこの水域では
 
今は難しいという実感を得ました。
 
・・・という事で、結果をいうと、親魚も稚魚もこの水域では採れませんでした。
 
 
でも、よくよく考えればまだ2シーズン目の調査なので、
 
わからないだらけなのは当然です。
 
これらの情報を少しずつ集めて来シーズンの調査につなげられるように
 
データを集めていくことが重要ですよね。
 
  
 
それでも、
 
やっぱりフィールドは大自然で
 
いろいろな発見がありました。
 
部屋であれこれ考えている時間よりも
 
現地を見てそこから学ぶことの方が多く刺激を受けると共に
 
新たな発見やこれからの進む道を考えさせられます。

 
結局、2日目は夕方の良い時間だけ狙って釣りをしましたが、
 
トップ、ミノー共に魚のアプローチはありませんでした。
 
ホントに難しいです(笑)
 
 
それから、今回のボートは軽いので夕方に吹く風にあおられて
 
思う様な位置に船をつけられなかったのは辛かったです。
 
フルキャストで岸際20cm以内を目標にキャストしていたのですが、
 
中々入りません(汗)
 
 
この日は翌日のためのイメージを作るのに役立つように
 
どこにルアーを入れるか?
 
船をどのくらい岸から離すか?
 
などなど・・・いろいろと感覚を確認する準備の一日となりました。
 
 
 

グァバ

 
調査の途中で見つけたグァバを食べろといわれて食べたのですが、
 
まだ大きくなっていないのでシブくてあまり美味しくありませんでした(笑)
 
ちゃんと熟したものだと美味しいんですけどね(汗)
 
 
そして、こちらは今回何度も食べたプラーチョン(Channa striata)の揚げ物です。
 
これはカンボジアならどこでも食べられているものですが、
 
普段、我が家の生活では食べないので久しぶりでした!

 
そして、この魚を食べる時に絶妙なタレがコレデス!!
 
マンゴーとトウガラシ、赤玉ねぎ?(みたいな感じの野菜)を混ぜたものなのですが、
 
揚げ魚にはすっごく合うんです!
 
遥か600-700km離れたラオス国境の村に行くとよく食べるのですが、
 
大好きなカンボジア料理の一つです。
 
甘酸っぱく、辛いタレなんですがなかなかの美味ですよ! 

 
我が家でも食べてみようかな!!
 
 

支流での魚調査

 
長らくアップできずすみませんでした!
 
シェムリアップへ帰ってからは体がだるいのか冴えているのか?
 
どーも安定せず約1日半何もせずにダラーっと過ごしてしまいました(笑)
 
 
今回はアロワナ調査の際に立ち寄った支流での調査です。
 
 
ここではこれといったものは採れませんでしたが、
 
すごくきれいな水域です。
 
 
水草も一部流れの緩やかな場所にありました!
 
 
水中写真だとこんな感じです。(写真下)
 

 流れの早い瀬の岩にたくさんついていたタニノボリの仲間です。

 
こちらは大きなミズスマシですね。
 
種名は不明です(笑)(わかりません)
 
 
ここではオステオキルス属のある種を探していたのですが、
 
残念ながら採れませんでした。
 
下の写真はラスボラや本命ではないオステオキルス・ビッタートゥスなどです。
 
 
タニノボリの他にはスキストラやロケットフィッシュなども採れました。
 
 
ともかく、今回は暑くてハードな調査となりました(笑)
 
またこの後いろいろとアップしていきますね。
 
 

2015年5月17日日曜日

アロワナ調査1日目


 
アロワナ調査1日目は何とか無事に終えることができましたが、
 
山の傾斜の上り下りで足の筋肉がへばってしまい、
 
夜遅く、町に到着した途端、両足くび、ふくらはぎ、太ももがつってしまい、
 
今やっと作業を終えて部屋の布団に寝ころびました(苦)
 
森の中では予定通り(笑)に山ビルもたくさんいました(汗)
 
 
それでも、チームの仲間や漁師さんが稚魚を採集してくれました。
 
今回は計5尾でした。

 
その5尾も無事に宿まで持ち帰り、
 
ベッドの隣でストック中です。
 
いろいろと書きたいところですが、
 
体がバテバテなので、今夜はご報告まで!!




2015年5月15日金曜日

明日から調査

 
今日はようやく調査地の近くの町に到着しました!
 
明日から調査がスタートです!
 
明日は1本目の河川に行き、アロワナ稚魚が出ているか?を確認してきます。
 
 
前回の調査時は乾季の真っ只中だったのですが、
 
すでに雨季に突入しているため、森の中はヤマビルの巣なので(汗)
 
今日は予備の長い靴下を買いました(笑)

その靴下の絵が何ともいえない写真でした・・・

 
そのお店では長い靴下はすべてこのメーカーだったので
 
選択の余地はありません(汗)
 
明日は長靴下履いてから気合い入れて行ってきます。
 
近況報告でしたっ!!
 

2015年5月14日木曜日

アロワナ池の準備

昨日シェムリアップからプノンペンに移動し、
 
今日は一日プノンペンでちょっとのんびりしています。
 
そして明日からプロジェクトチームのみんなと4回目のアロワナ調査へ出かけます。
 
 
その前にプロジェクトを立ち上げた長尾財団の打木さんや水産局の方々が
 
準備をすすめてくれたお蔭で、一昨日はタクビルセンターというシェムリアップにある
 
政府関連の養殖試験場のような施設を訪問し、
 
水産局の方々との打ち合せをして、アロワナを含めた希少種の一時保管や繁殖など、
 
様々な課題にチャレンジできるスペースを確保することができました。

 
今年はいくつかの魚種を扱う予定ですが、
 
下の写真の池では昨年採集して飼育しているアロワナの幼魚を
 
ストックすることがきまりました。
 
今月は調査が続くので、その間に池のメンテをしてもらい、
 
来月に放流予定です。
 
プロジェクトメンバーも初の試みなので、
 
やってみないとわからない面が多々ありますが、
 
上手く進んでいけるようにやってみます!!
 

2015年5月11日月曜日

アンコールの森を散策

今日の発表会の後は
 
アンコールの森に入って1時間ほど散策してきました。
 
 
目的は特にないのですが(笑)
 
なんとなく行ってしまいました(笑)
 
 
その森の地面で見つけた植物がコレデス!
 
 
種なのか?葉なのか?
 
エンドウマメくらいの大きなものがパカッと開いて
 
そこからさらに芽が出ています。
 
とても気にいったので写真を撮ってしまいました。
 

そして、豆マニアとして(笑)探していた実を見つけたのですが、
 
20mくらい高い場所にあったので採れず・・・(涙)

 
気付いたら横にトカゲがいたり、
 
 
気になる実もありました。
 
 
これまで森を歩くことはよくありましたが、
 
いつも水辺ばかり見ていたので(笑)
 
こうして土の上を見て歩くのもなかなか気に入りました。
 
 
こちらは、足元に落ちていた遺跡の石です。
 
何年も前に崩れてここへ来たのでしょうね。
 
誰もいない森の中で長い歴史に浸ってしまいました。
 
 
 
 
そして、マメや実と共に好きになったのがツルなんですが、
 
ここにもカッコ良いツルがありました!
 
でも、こればっかりは切るわけにもいかないので見るだけです。
 
 
 
その森の表側には水辺が広がっており、
 
魚観察も勿論してきました。
 

乾季の最後とあって水は少ないですが、
 
メダカやラスボラ、ニードルガーが浅い岸辺を泳いでいました。

 
 
そして、最後に遺跡の一部を眺めて家に帰りました。