今回の帰国の際に10年以上付き合いのある琵琶湖漁師さん宅へ遊びに行ってきました!
この漁師さんは前回紹介した琵琶湖博物館のトンネル水槽にいる
幻の黄金ビワコオオナマズを採った漁師さんです!!
僕の結婚式にも来てくれた方で「魚採り命!」の元気な80歳現役漁師さんです。
そんな生き方をしているためか、初めて会ったときから一目ぼれしてしまい
今日までお付き合いさせてもらっています。
今回はお宅に着くや否や軽トラで帰ってきた漁師さん!
荷台には魚のカゴが!!!
覗いてみるとクリークに仕掛けた網で採れたコイやヒワラ(ギンブナ)、ニゴロブナが
入っていました!漁師さんもご機嫌であいさつをする間もなく今日の漁の様子を真剣な
まなざしで語ってくれます(笑)これが僕にはたまりませんっ!!
魚はすぐに生簀に入れて明日までとっておきます。
イケスはこの地域(安曇川流域)特有の「かばた」という湧水を利用した
場所に入れます。この地域に点在する古い家々にはほとんどといっていいほど「かばた」
があります。昔からこの水を家の中に引いて生活に利用していたんですね。
ですから、集落内には細い水路が張り巡らされていて季節に合わせて
様々な魚たちが見られますよ!
スナヤツメやカネヒラ、ウキゴリ、ドンコ、アユ、ニゴイなどなど!
料理される魚は明日の朝から煮漬けにして近くの販売所
(四季採館:高島市161号線沿い)へ出荷するためです。
琵琶湖では今でも淡水魚の料理は沢山ありますが、
都会ではもう食べる事はあまりありませんよね。
でも、美味しいんですよ!特にこの漁師さんが作っている
フナずしは琵琶湖でも一級品です!
このフナずしについては次回詳しくアップしますね!
アユ用の刺し網 すべて自作の網です!僕なんか投網の修理も出来ないので尊敬しちゃいます! |
ところで、漁師さんの話では今、湖アユの最盛期なのですがこれまで長年漁をしてきて
一番の不漁だそうです。「アユが採れん!」と嘆いていました。
この漁師さんは年中魚を追いかけています!
今はもう大きなエリなどの漁はしませんが、
2月から5月くらいまではアユ・ワカサギ(刺し網)や
フナ・コイ漁(刺し網・タツベ漁)、
6月から9月の禁漁まではビワマスの刺し網漁などなど魅力のある漁ばかりです。
春に行うアユの刺し網ではスジシマの大型、琵琶小型なども混じって採れるんです。
漁師さんはいらないのでよく僕は一人端っこで網から外して集めたりしていました(笑)
黄金ビワコオオナマズが掛ったのは沖合のフナの刺し網だったと思います。
その一方で昨年夏の漁ではビワマスが沢山とれたそうで楽しい時間を過ごせたそうです。
自然を相手にする漁師さんは目の前の湖を誰よりもよく知っています。
産卵期に入っているのでお腹にはたくさんの卵が入っています! これの煮つけは最高ですよ! |
そんな漁師さんの話を聞くことは僕にとって幸せな時間です!
今回は漁師さん夫婦にカンボジアへ遊びに来てくれるように頼んできました(笑)
一度トンレサップやメコンの漁を実際に見せてあげたいです。
いつものことながら今回もカンボジアの魚や漁の写真を見せましたが、
食い入るように見てくれて、沢山の質問をしてくれました。
現役の漁師さんにカンボジアの魚事情を話す時間は本当に幸せですねー!
お二人には本当に感謝しています!
これからも元気に漁を続けてくださいね!
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