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2014年6月1日日曜日

アロワナ調査9(アロワナ採り)

アロワナ調査も後半です!
 
生息地へ辿り着いてすぐに漁師さんが持っていたメガネを借りて
 
早速、水中を覗いてみました!!
 
町の宿泊先まではマイ潜水セットを持ってきていたのですが、
 
荷物を軽減するのに泣く泣く置いてきてしまったんです(苦笑)
 
道具ってあると使わなくて、
 
ないと使いたい場面があるんですよね!
 
これは不思議です(笑)
 
 
普段の魚調査も完全装備だと
 
お目当ての魚に出会えなかったり、
 
装備が少ない時に限って超レアな魚が採れて活かしてもって帰れないー!
 
なんてことがよくあります(笑)
 
 
 
 
さて、水中はというと、
 
底はものすごいデカい岩がゴロゴロしていて深かったです(笑)
 
岸際の浅い場所は比較的小さな岩で、
 
水中の深い場所にバカでかい岩が沈んでいるような印象を受けました・・・
 
が、ともかく深イデス。
 
 
 
 
・・・というのも、この場所は丘陵地を流れる中級サイズの河川ですが、
 
山の間を縫うようにして蛇行しながら流下する河川ですので、
 
瀬と淵が順番にしっかりと形成されており、
 
僕が潜ったのはこの辺りでも一番大きな淵だったんです。
 
この水域のアジアアロワナはこうした淵(プール)を主な生活の場としているのです!!
 
そして、プールごとに生息する親アロワナの区別がつく漁師さんもいるのです。
 
口ひげの形状が個体ごとに違うとか。
 
この辺りはまたの機会にアップしますね。
 
 
大きな岩といっても上手く伝わりませんが、
 
車や大型バスくらいの岩が水中にゴロゴロしている感じです。
 
5mくらい潜りましたがまだまだ深い場所もありました。
 
 
20代の頃ならもっと楽に潜れたんですけれどね・・・
 
魚採りしていてよくこんなことも痛感します(笑)
 
 
この潜水ではハンパラやポロプンティウス、ラスボラの仲間などが見られました。
 
ホントは運よくアロワナに出会えたら・・・と思ったのですが、そう甘くはないですよね(笑)

 
この潜水で信頼していたコンデジが壊れて
 
2時間ほど操作不能となりました。
 
この場所でカメラ使えないのは辛いですよねー。
 
 
一旦電源が入るようになったのですが、
 
モニターが映らなくなっていたので
 
今までのカンでしばらく撮影していましたが、結構うまく写っていました。

 
上の写真はこのキャンプ地にいる漁師さんです。
 
みんなムキムキでした。
 
滞在中も奥のお兄さんなんか、
 
直径40cmくらいで長さが2-3m位の丸太をひょいひょい担いで運んでいました。
 
マジでやばいくらい力持ちです。
 
 
そして、下のタモ網がアロワナ採集道具です!!
 
きっと日本のアクアリストさんたちは初めて見るのでは?
 
ちなみに僕は初めてでした(笑)
 
 
こんなタモでアロワナ掬えるかよーっ!!
 
・・・と思われるかもしれませんが、実は成魚(親魚)を掬うのではなくて、
 
オス親が口内保育を終え、稚魚に成長した子供たちが自立して
 
バラバラになったところを1尾1尾すくうのです。
 
 
 
今回航行不能で次回に延期になった水系のアロワナ採りは
 
仔稚魚を口の中に咥えている親魚を採集して子供だけ取りだして親魚はリリースします。
 
 
ですので、水系によって漁師さんたちの採り方が違うのには驚きましたし、
 
新たな情報でした!
 
普通ならそんなに驚くことはないのですが、
 
カンボジアでは新たな方法というのを見出す作業をする人が少ないと感じており、
 
やっている人のまねをする習慣が日本よりも強いのかなと感じていたので、
 
これだけ近い場所で同じ魚を採るのに違う方法を採用していたことは驚きでした。

 
さて、泳ぎ出したアロワナはどんなところにいるかというと、
 
浅い岸際に広がる岩の間などに浮いているのです!!
 
アクアリストの方は想像してしまいますよね!!
 
今回、いろいろと調査の様子を書いているのですが、
 
この気持ちや感覚をうまく皆さんに伝えられないのが悔しいですっ!
 
もっと表現豊かにならないといけないですね。
 
 
この後、聞き取り調査などをしていたのですが、
 
気が付くと、みんなアロワナを探しに上流、下流、右岸、左岸と
 
思い思いの場所を見て歩いていました(笑)
 
もちろん、僕もです!
 
 
みんなやっぱり魚好きなんだなーと思った一場面でした!
 


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