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2014年3月29日土曜日

メコンツアー5(ストントレン市場)

 
翌日は朝から市場の魚を調べました。
 
その時にまたもや!レアな魚に出会ったんです!
 
コイ科のPuntioplites buluという魚で
 
同属のP.falciferとP.proctozysronの2種はよく目にするのですが、
 
このP.buluは非メコン水系では見ていたものの、
 
なかなかメコンで出会えない魚だったんです。
 
カンボジア水産庁でも過去にある町の市場で見た程度だったので
 
ホントにメコンにいるのか?疑問でした。
 
 
この市場にはもう何年も通っているし、
 
しかも、この時期はよく来る時期なのですが、
 
今まで見たことがありませんでした。
 
生きものって不思議なものですねー
 
川とはいえ、あれだけ大きな水域ですから、
 
そうそう人の思い通りにはいかないんですかね。 
 
 
しかも、こんなに目づらしい魚なのに
 
この2日間は共に20尾も売られていました。
 
いる時にはいるんですかね?不思議です。
 
 
貴重な魚ですので
 
DNAを後で見れるようにエタノール標本もしっかりと作っておきました。
 
いつか役立てば良いですね。
 
 
レアな魚には出会えたものの、
 
この時期にしてはかなり魚の数が少なく、
 
せっかく来てもらった3人にはもう少しいろいろな魚を見せてあげたかったです。
 
 
それでも、40-50種の魚たちが見られました。
 
下のライギョはカンボジアでは意外とレアなChanna  maruliusです。
 
これも今までで一番たくさんいました。
 
 
こちらは(下)この地ではお馴染みの魚たちです。
 
ナイフフィッシュ(Chitala blanci、Chitala ornata)
 
ブラックシャーク(Labeo chrysophekadion)ではなくLabeo barbatulusなどなど
 
 
 
ミスタスの仲間のHemibagrus spilopterusはやっぱり多いですね。
 
 
 
 
東南アジア特有のナマズ(Phalacronotus apogonやBelodontichthys truncatus)
 
シルバーバルブ(Barbonymus altus)
 
 
Wallago attuやPangasius larnaudiiもいますね。
 
 
いつもながら、
 
この地はカンボジアの中でも魚の多様性の高さを感じます。
 
ただ大きな個体が多いというだけではなく、
 
メコンの恩恵を存分に受けて
 
多種多様な魚が市場に並んでいます。
 
これまでにほぼすべての州の市場を見てきましたが
 
やっぱりここが一番です。
 
 
 
そんなところからか、僕にとっては
 
いつの間にかここがカンボジアでの第2の故郷?になってしまいました(笑)
 
 
日本から来た3人には楽しんでもらえたかわかりませんが、
 
メコンのスゴさが伝わっていると良いですね。
 
 
 


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