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2014年2月9日日曜日

トンレサップ調査4(水上での生活)

写真の魚は深夜の1時過ぎの夜食で出た魚です。
 
これも1時間前の網に入った魚で
 
クラリアス・マクロセファルスとタイヤトラックスパイニールですね!
 
親方と一緒に食べました!
 
 
下の写真は夜食の後に採れた久しぶりの珍魚です!
 
小型のコイ科でSikukia stejnegeriと言います。
 
Sikukia属は2種がカンボジアで確認されていますが、
 
こちらのSikukia stejnegeri は少なく、
 
トンレサップなどの大きく広い水域でしか見られないので
 
嬉しかったですね。
 
でも、サンプル用の写真撮影の準備をする力も残っていなかったので
 
標本で持ち帰りました(笑)
 
あと一歩の頑張りができない僕です(泣)
 
 
 
 
今回の調査の最初に紹介したナマズの仲間とその他数種類は
 
落ち着いてDNA用のエタノール標本も確保してきました!
 
これまでの魚の分類では魚自体の形態的な特徴から
 
分類してきましたが、
 
これからの時代はミトコンドリアDNAの配列をデータベース化して
 
分類をするように変化していきそうですので
 
手間ですが、コツコツとデータを集めておくことも大切な作業の一つになってきますね。
 




これまでに紹介した魚たちは小さなものが多かったですが、
 

下の様な大きなナマズなども時々入ります。

 
Botiaこと、今はYasuhikotakia属ですが、
 
ボティアの仲間も4種類採れましたよ!
 
なぜかこのボティアを見ると落ち着きますね(笑)
 
今回はこのエリアでは珍しく、Y.beaufortiが1個体だけ採れました。
 
これも貴重なデータとなりました!
 
 
 
 
 
そして、
 
2日目の昼過ぎ、とうとう疲れと暑さから、
 
トンレサップへ飛び込みました(笑)
 
 
マジで暑かったデス!
 
 
気づくと、腕と頭、顔、足にリエルの鱗が飛び散ってたくさんついていて
 
全身汗と魚臭で臭かったです(笑)
 
 
水深12mなのでさすがに深かったですね(笑)
 
流れも強くて体を洗うにはサイコーでした!
 
それから、初めてコンデジを水中につけて撮影してみました!
 
20m防水とはいえこれまではハウジングを付けたカメラだったので、
 
そのまま水に入れるのに躊躇してしまいましたが大丈夫でしたよ!!
 
 
でも、やっぱり何も見えません(汗)
 
その後は10分ほど漁に使う30m位のパイプにつかまって体をクールダウンしました(笑)
 
もちろん、あがってから1時間後にはまた全身ウロコだらけでしたが・・・
 


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