市場の魚シリーズ39(スパイニール)です!
スパイニールは日本でもかなりたくさんの種類が紹介されていますよね。
でも、意外と人気はありませんが・・・(笑)
そんなカンボジアに生息するスパイニール(トゲウナギ)ですを紹介します!!
まずはMacrognathus semiocellatusです!
トゲウナギはMacrognathus属とMastacembelus属の2属がインドシナにはいます。
その中でもこのMacrognathus semiocellatusはカンボジアで最もよく採れる種の一つです。
低地から山地まで様々な場所で見られますが、
どちらかというと河川に多いタイプです。
流水を好むようですね!
サイズは大きくても20cm程度です。
飼育もしやすいですよ!
またカラーのバリエーションが豊富なのでロカリティが違うと
別種かと思うほどです。
下は有名なピーコックスパイニール(Macrognathus siamensis)ですね。
こいつも上の種と同じくらい良く見かけます。
でも、生息地は止水域(田んぼ、水路)にも進入するのでさらに生息範囲は広いと思います。
こんなにたくさん一度に採れるときも!!
網を上げてくるときは嬉しいですが、
網に首を突っ込むので取り出すのが一苦労です(笑)
ちなみに、この写真は田んぼでの採集です。
下は市場の写真です!
この中には2種のスパイニールが入っています。
左の小さいのがMacrognathus siamensisですが、
その右側に3個体いるでかいスパイニールが
タイヤトラックスパイニール(Mastacembelus armatus)です!
こいつはでかくなると60-70cmくらいにまでなる大型種です。
カンボジアでも60cmくらいの個体は何度か見ました。
カンボジアではスープに入れて食べます!
最後はお馴染みのファイヤースパイニール(Mastacembelus erythrotaenia)です。
この種も70cm近くまで成長します(もっとでかいかな?)。
実は僕の調査ではまだメコン水系では1個体も確認していないんですよね!
おそらく皆さんも普通にいる種だとお思いの方も多いのではないでしょうか。
僕がこれまでに確認したのは非メコン水系のみです。
おそらく、ベトナム(メコン下流)にはいると考えています。
(若干、塩分に強い種だと思いますよ!もし、飼育されていてコンディションが
悪ければ0.5%くらいの塩を入れてみてください。)
このほかにも怪しいタイプのスパイニールがカンボジアにもいますが、
同定が難しいためお手上げです(笑)
ありふれた魚たちですが飼育してみると脇役にはなかなか良い魚たちです。
きっと今以上に水槽が活気つくと思いますよ。
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