今年のメコンは僕が知るこの20年で最も水位が低く
透明度の高い年ではないでしょうか。
この事態は日本のニュースでも取り上げられているようで、
6か国を流下する国際河川のメコンでは上流国でダムがたくさん
建設され、水位を人為的に操作する事で
メコンとインドシナ特有の気候に反した
流れができてしまい、
これまでにない事態となっているようです。
昨年の水位高もそうですし、
今年の水位減少も
本来のメコンではない状況なので
この影響は後にメコンの水生生物たちに大きな打撃を与えそうで心配です。
個人的は今年の水位低下と透明度の上昇は
直接メコンの中を見てデータ収集するにはすごくチャンスだと思っているので
この不測の事態をうまく利用して
将来価値のあるデータとして今後の生きものの保全や研究に役立つ
ものを得られればと思っています。
今回メコンの魚を見て来て
確実に水位低下が問題だとは言えませんが、
魚屋としての目線では本来この時期に毎年漁獲されているはずの
種が数種類まったく採れていない事に気付きました。
それらの種の多くは同じ環境下に生息する魚たちなので
今回の問題が彼らのハビタットにどう影響しているのか?
すごく気になっています。
来月の訪問時に再度確認できるチャンスがあれば
出来る限り確認して来ようと思っています。
もう20年このエリアの魚たちと顔を合わせているので
姿が見えない魚がいるとすぐに気づきます。
ここから数年の変化には注意していきたいですね。
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