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2019年9月25日水曜日

やっぱり嫌い


カンボジアの水辺に足を入れてから早20年・・・






20代の頃は若さと勢いがあったのでw

まだ気になりませんでしたが、

やっぱりヒルは嫌いです(笑)


今回の調査は平野部の湿地や池が多いので

ヒルは必ず現れます(笑)

ですので、胴長は必須アイテムですw


カンボジア人のメンバーはスペアの胴長があるので

使ってもイイよって言っているのに使わずにそのまま入ります(笑)

何度か吸われていましたが、

僕の様にぎゃあぎゃあ言いませんw

そこはすごいですよね。


そんなヒルですが、

ヒルを研究する研究者も世界にはたくさんいるんですよ!!

世界には僕らの知らないところでありとあらゆる分野の研究者さんたちが

それぞれの分野でいろいろな角度から見ているんですね。


それが集まって今の社会があると思うと

凄いとしか言えませんね。





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本格的なガサガサ魚採集や釣りの案内をしています。
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2.ブログはこのブログから(フィールドから帰った時にじっくり書いているメインブログです)
Cambodia Fish LIFE ~シェムリアップ淡水魚研究所SRF-Labo~

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マダラゲンゴロウ



日本でもよく見られるハイイロゲンゴロウを紹介しましたが、

その一方で日本では絶滅したと思われているゲンゴロウもいます。

これがその1種でマダラゲンゴロウといいます。


マダラゲンゴロウは日本国内では大東諸島でしか

採集例がない種でここ10年以上見つかっていない種だそうです。

それがこちらカンボジアではまだ普通に見られると思うと、

それだけの条件がまだカンボジアには揃っているのかな・・・という事で

またまた魚以外の面からカンボジアの自然環境の可能性を考えさせられました。


それでも、

現在のカンボジアは急速な経済発展と共に

自然環境は失われ続けていると感じています。


・・・


生きもの屋としてそれを感じる機会が多い分、

悩まざるを得ない状況が続いています。


そうした面からみても、

自分は魚を通じてできる事!をすべきなのかなと。

それを突き詰めれば

今は図鑑をリリースする事に集中しないといけませんねw



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水たまりもポイント




この写真の景色はカンボジアではよくよく見かける風景ですw

農村の土の道に池、そして水溜り・・・

この水溜りが今回の大切な調査ポイントなんですw


今回の水生昆虫調査は日本で絶滅に瀕する

フチドリゲンゴロウをメインとして

日本の水辺の環境保全に役立つ研究の一環で行われました。

なので僕は大型のゲンゴロウをしっかりと採集する事を心がけて

取り組みましたが、水域によっては「これはいないな!」と判断した時に

スイッチを切り替えて違うタイプの種を探します。

本当は下の写真の様ないかにもいそうなポイントなら気合い入れてねばりますが、

いつもそうできるとは限りません。



今回も気持ちを切り替え、

この時は湿地から離れて道端にできた水たまりにタモを入れました。

そこでは10個体程の小型ゲンゴロウ
(この時はハイイロゲンゴロウでしたが)

を採りました。




小学生の頃、プールの大掃除前に

プールサイドに忍び込んでこのゲンゴロウをつかまえるのが好きでした。

なので僕にとっても懐かしゲンゴロウですw

そのゲンゴロウを30年以上経った今、

カンボジアの水たまりで採っていると思うと

なんだか不思議ですね。




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ふんころがし



続けてもう一本っ!!



こちらはキレイな土ダンゴですよね~


しかも3つも!



日本人なら小さい頃にいつの間にか

どこで覚えたのかわかりませんが、

言葉だけは知っている「ふんころがし」がつくったダンゴです(笑)


詳しい事は正直わかりませんが、

僕はフンコロガシは陸上で昆虫のフンコロガシが

土を押しながらコロコロと地道に作るものだと思っていたのですが(;^_^A

地上でつくるタイプと地中で団子をつくるタイプがいるそうです。


今回はトンレサップ湖岸の湿地に落ちていた牛の糞の下の地中で見つけたものです。

下の写真が成虫の一種です。

丸くて可愛い種から

小さな角がある種もいて多様です。



下の写真を見ていただき、

掘ってある穴の左上にダンゴが見えますか??

このダンゴには1つだけ卵が産みつけられているそうで、

このダンゴを餌として幼虫が大きくなるようです。

専門家でない僕らには小さくて見えない世界ですが、

情報を得てから観察すると勉強になりますw


今回はちょっとだけ手に載せてさせてもらい、

写真を撮ってもとに戻しました。


糞虫ツアーやりたいな(笑)なんてw

きっともっともっと糞虫の事を知れば

さらに楽しいですよね!!

魚も負けてられないな(笑)


いずれにしても、

なにかを知るってワクワクするし楽しいですよね。


来月日本へ帰るので糞虫やクワガタ採集の材割りにつかう

手持ちの小さな金槌みたいな鍬みたいなやつ買ってきます(笑)!!






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糞虫探し





さて!!

こちらのキレイなグリーンイエローの物体は何でしょうか??


水生昆虫調査の際に農村の水辺で見つけた

アオヘビの仲間のしっぽです。

ときどき見かける種ですが、

今回は死んでいました。


本来ならここで終わりなのですが、

今回は虫の研究者さんたちがいるので終わらないんですw

カンボジアの農村へ行けばどこにでも落ちている

牛の糞・・・

この中に予想もしない様な丸くて可愛いいろいろな昆虫が出てくるんです!

このヘビは牛の糞ではないのですがw

生きものの死骸にも彼らは集まって来て

それを餌にして地中に卵を産んで

種を繋げています。


今回の調査はカンボジアには虫屋さんがいないので

水産局職員さんがカウンターパートとなってくれたのですが、

魚のエキスパートもドライバーさんも糞虫探しに夢中になってしまい、

お陰でたくさんサンプルを採集することができました!!


僕もそうですが、

身近なところには自分の知らない事がたくさんあるんですよね。

それを知ることはとても大きな財産ですし、

カンボジアの人にとっても

専門ではない分野でも新たな一面を見て体験できるのは

とても大切だと牛の糞を一緒にひっくり返りながら感じました(笑)





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小っちゃいクワガタ



魚でもゲンゴロウでもなくw

今回はクワガタですw


湿地でライトトラップをしていた時に

クワガタの研究者さんが見つけたクワガタ。


これが小っちゃいんですw

クワガタも小さい頃よく兄貴と採りましたが、

こんな小さなクワガタは初めて見ました。

いろいろいるもんですね~



メスでしょうかね?w

ちゃんと二本の角がありますよね。

可愛いです。


そして、今回はカエルの研究者さんも同行していたので

カエルも10種類くらい採りました。

こちらはヒメアマガエルの仲間でしょうか??

Microhyla heymonsi っぽいですね?

カンボジアではよく見かける種のひとつです。

この仲間には他にも数種類模様の違う種が採れました。


これからはカエルもしっかり魚くらいに

種を覚えていかないとせっかくの楽しみが減っちゃいますよねw

コツコツ覚えていきますw



魚以外の生きものにも目を向けると、

水辺まで歩いて行く途中にも楽しみが増えますよね(笑)

フィールドはいつも発見が多いです。


それに気付くか気付かないかは自分次第ですね。






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2019年9月23日月曜日

かわったミズカマキリ


今回の調査で出会った水生昆虫で

初めて見たのがこれっ!

ミズカマキリのようですが、

水に入れると、手足を体にピタッとつけて動きませんw

いつも浮いていますw


そして、自ら出すとすぐに歩き始めますw

それから、いつも見かけるミズカマキリは

しっぽが長いのですが、

これは平べったくて短くて

扇状に広がっていますよね。


こんなかわった生きものもいるんだなと

改めて水辺の不思議を感じましたw


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釣り文化


国道6号線を走っていると、

雨季でできた川の周辺で釣りをする村の人たちに出会いました。


みんなが使っている釣り道具はというと、

2mほどの竹竿に5号くらいの太い糸を縛り、

ビニールのスポンジをハイチュウくらいの大きさに切ってウキにして、

掛かりの悪い大きな針を結んで

ミミズか魚醤を小さく切ってエサにしています。


釣れる魚はミスタスやヘミバグラス属などのナマズや

スパイニーイール、キノボリウオ、ナイフフィッシュ(ノトプテルス)などが釣れます。


釣れた魚はそれほど多くないので

売られることはなく、

その日の晩ご飯として食卓にのぼります。


このように、日本の現代の釣りとは大きく異なりますが、

こうして女の子からおばさん、おじさんまで

年齢や性別を問わずに釣りを楽しみながら

釣った魚を上手に活かす光景は何度見ても日本にはない光景で

僕の好きなカンボジアで見られる場面のひとつです。


この文化はこれから近代化が進むカンボジアでも

消えることなく続いてほしいもののひとつです。



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ゲンゴロウ調査(ライトトラップ編)


今回の水生昆虫調査では

通常のタモを使った採集以外にも

夜間に行うライトトラップも数回行いました。

ライトって本当にすごいですね~

無数の虫たちが集まってきますw

魚もこんな風に集まってくれると楽なんですけどね(笑)

それでも、耳や口の中に入ってきたりするので

やっている方は大変そうですw

このライトトラップでもヒメフチトリゲンゴロウが数個体採れたようです!



そして、こちらはカンボジアで一般的なコオロギ採取用の

ライトトラップです。

こちらには早々ヒメカブトですかね?

可愛いカブトムシも採れました!


ライトの下に設置した池には

いろいろな虫たちが・・・

もはや僕ではわかりませんw


ゲンゴロウやガムシ、コオロギ、バッタ、

その他いっぱいいっぱいwいました。


多い時期や地域では一晩で

5キロくらい採れるそうですが、

年々採れる量も減っているとか・・・


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カンボジアの水辺


先日、フィールドにいる時に

ものすごいスコールに会いましたw

その時は水田地帯の広大な平地にいたので

雨宿りする場所なんてなくて汗!

背丈よりちょっと高い木に寄り添って雨を耐え忍んでいたのですが、

その時にふと足元を見ると、

わずか数分で降った雨が集まって小さな流れをつくり始めていました。


すっごく寒くてw

しんどかったのですが、

この小さな流れを見ていたお陰で

少しだけ寒さを忘れることができました。


いつも魚を追いかける仕事をしていますが、

その魚がいる水辺はすべてこうして少しづつ雨が集まってできるんだな~

なんて、知ってはいるものの

久しぶりに改めて水を見た!なあと感じました(笑)



この水はわずかな傾斜をどんどん進んで

10m位先にあった水たまりと合流していました。


お陰で帰り道はドロドロでヤバかったですw




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