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2019年5月30日木曜日

小物釣り


先日のラスボラ採集の時に

個体数が少なければ釣りの方がいいかなと思い、

タナゴ釣り用の極小ハリももっていました。


目的の魚も狙ったのですが、

食いが悪くて本命はなかなかフッキングしませんでした。


足元に落ちている枝に直接ハリスをつけるだけの仕掛けですw


これに良く反応したのがクローキンググラミーと

チャンナ・ストリアータの幼魚でした。

ボララスはさすがに食いきれず、

キンセンラスボラはこの日はあまりおらず、

ピグミーグーラミーはすっごいいましたが、

今回のエサにはあまり反応せず・・・


ちょっと苦戦しましたが、

一気に空が暗くなって強風が吹いて

あっという間に豪雨になって

びしょ濡れで家に帰りました(笑)



水中撮影も含めてまた今度チャレンジしてきます。


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マメシリーズ採集


山の中で今年も見つけました!!

マメシリーズといってもこれはマメではないのですが、

モダマを筆頭に大好きなヤツをマメと勝手によんでいますw


これは意外とインテリア作品をつくる時に良い種類で

好きなマメです!


この時は偶然見つけたのですが、

すでに中の実は取れていました。

乾燥する前は赤色の殻で

中の実はブルーベリーみたいな青紫の銀杏程の大きさです。

それがこのカラの中にブドウの様にたくさんついているんです。

そのまま感想させれば実もついたまま使えるのですごく良いアイテムです。


また今度探しに行きます!




タガメもいました



先日のラスボソマ採集では

偶然タガメも見つけました。


下の写真の左側に枯れた葉がぶら下がっていますが、

その下の水面下にタガメがいます。


そろそろ雨季に入って

水田にも水が溜まり始めるので

夜に飛び回る季節になりました。

我が家にも飛んでくると良いな~といつも思っているのですが、

まだ家では採ったことはありません。

それでも、街中にある知り合いのお店の敷地では一昨年に採りました。

今年もタガメとの出会いが楽しみです。


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Rasbosoma spilocerca



先日紹介したRasbora spilocercaという

20-30mm程のコイ科ですが、

ちょうどデータ整理をしていて論文を見ていたら、

2010年に新属に変更されていて、

Rasbosoma spilocercaになっていました(;^_^A

ちょっと気を抜くと

いつの間にか名が変わっているので

とても大変です(笑)


そんな訳で

昨夜は持っているデータを

すべて書き換える作業に追われました。


2019年5月27日月曜日

魚探し(カエル)


ラスボラ採集の時に出会ったカエルも紹介しますw


これは明らかにまだ子供なのかな!と思いましたが、

アジアミドリガエル(Rana erythraea)でしょうかね??

素早くて跳躍力は凄いです!!


こっちは反対にじっとして動きません(笑)

4cmくらいでしょうか。

意外と小さくて太くて丸くてイボイボで(笑)


ツチガエル系なんでしょうかね??

気にいってラスボラ探しながら足元にいるこのカエルと遊んでました。





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魚探し(Rasbora spilocerca)


インスタではいつもの速報でお知らせしましたが、

今日は2週間ほど前に行った湿地で

Rasbora spilocercaという20-30mm程のコイ科の魚が泳いでいる

姿を目撃したのでw

この魚が泳ぐ姿を水中撮影するために行ってきました。

(このRasbora spilocercaはシザーステールラスボラ

R.trilineataとは別種です。)



さすがに暑くて

顎から汗の水滴が絶えず落ちる程太陽の下で

粘って探してきました(笑)


そして何とか数尾採集はできたのですが、

水中写真が撮れなくて苦戦してしまいました(;^_^A

まあ、魚調査もすべてが上手くいくわけではないので

いつもの事なのですが(笑)

家に帰ってからも悔しくてまた挑戦するつもりです!!


それにしても、

今回数時間の間で

10個体以上を観察しましたが、

他のラスボラとは違い動き方というか

遊泳スタイルが独特なんです!!

これは自分的には凄い驚きで

見入ってしまいました(笑)



まだまだ知らないことだらけのカンボジアの魚たちです!!





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2019年5月26日日曜日

謎の多い魚クララw




先ほどアップした

ハッチョウトンボを見た山間部のクリークで採集したのですが、

パールダニオやバルブ、

ベタ・スマラグディナなどが見られました。

スマラグディナはやっぱり採りたては

半端なくきれいですね。

これはまさにフィールドでしか見れない色合いです。



そんな中で、

問題だったのがこのクララです。


これも採集した際はもっと真っ黒なんですが。

クラリアス属はカンボジアで5-6種確認していますが、

その中でClarias meladermaという種がいて

いまいちこれという決定打がない魚なんです。

この悩みはもう10年以上続いているんですが(笑)

今回、W氏と同行した際にいろいろとお話を聞いて

自分としてはこれをClarias meladermaとして扱おうと決めました。

そうでもしないと落ち着かないんです(笑)



自分の図鑑ではこうした悩みもぶちまけることで

これから注目してくれる研究者が出る事を期待したいです。

その布石になれればこんな幸せはないですよね。


どんどん突っ走ります!





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ゴムの実


メコンへ行く時にゴム園に寄ってきました。

久しぶりに見たので昔訪問したゴム園やその時の思い出が

蘇って来て懐かしさを感じましたw



その時に初めて見た

ゴムの実です。

カンボジア人は食べないとか。

美味しいんかな?


今度かじってみますw





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ちっちゃなトンボ


次にご紹介するポイントで出会ったトンボたちですw

まったく種はわかりません(;^_^

でも、いろいろな種がいました。 


茶色いのやら羽の根本だけ瑠璃色のやつとか。


中でも気になったのが下の写真2枚のトンボです。

必ず同じ抽水植物の葉に停まるんですが、

その時の羽根の休め方が他の種と違うんですよね~

前後違う角度でピタッと止めて休むんです。


やたらと気になって

ずっと追いかけちゃいましたw


こっちは下の方にちょろっと写っている黒いトンボ(笑)

今年、九大の先生に教えてもらったカワトンボの仲間です。

でも、その時に採集した黒とエメラルドグリーンの種ではなく、

黒と濃い青色をしたカワトンボでした。

飛び方が独特ですよね。


そしてこれがこの時、

魚採りをやめてまでトンボを撮り始めたきっかけのトンボ(笑)

これ、すっごい小さいんです(笑)

マジで小さいです!

写真じゃわからないと思いますが・・・


たぶんハッチョウトンボ属の仲間だと思います。

昔、トンボ好きのオッサンから聞いていたので

これか!!?と思い、

ついつい追いかけてしまいました。

一瞬でどこかに行っちゃいましたが・・・

30mmくらいなか・・・?


また会いたいな~






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2019年5月23日木曜日

夜釣り



メコンでの夜はなんといっても

釣りです(笑)

昼間は採集がメインですが、

夜は趣味での釣りが一番っ!


この辺りは今までメーター級の魚を何度か釣っているので

今回もメーター級のナマズ

(特にHemibagrus wyckioidesあたり)を狙っていました。


結果的には釣れませんでしたが、

小型のナマズからバルブ類をはじめ、

写真のチタラ・オルナータが2尾釣れました。


もう二まわりくらい大きなのが良かったのですが・・・

こればかりは運も必要なのでw

釣れただけいいですよね。


下の写真は翌朝町から見えるメコンを撮ったものです。

メコンはデカいです!



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ガラ


この河川は五年くらい前に入ったことがある川で

グリプトソラックス属の魚を採ろうと思っていたのですが、

違う魚が採れました(;^_^A


ここでは6種と少なめの結果でしたが、

ガラの仲間Garra fasciacaudaが採れたので良かったです!


そっくりさんのGarra cambodgiensis はよく見かけるんですが、

この種はなかなか見ない魚だったので

すっごい嬉しい結果となりました。

ラッキーです!






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さすが!



今回日本から来てくれたW氏!

Pseudobagarius inermisを見つけてからは

この場所から動きませんでした(笑)

さすが魚バカですね!


そしてそれを見守っているのは

奥様です!

奥様もサスガデス!!



下の写真は見つけたPseudobagarius inermisを採集するシーンです。

小さな石の間にいますよね。

ちょうどLifeという文字のすぐ下に

黄色い顔を出していますよね。


今回はW氏と水中観察で得られるものの大切さを

数日間に渡って語り合いました(笑)


W氏はウナギの仲間を専門とする研究者さんで

ダーウィンが来たでウナギの話を放送したのを覚えている方いますか?

あの時の番組の監修はW氏です!


いつもフィールドを駆け回っているだけあって

水辺慣れしていました。

サスガデス!




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石に化ける


クラティエ州のこの河川では

オイカワみたいなオプサリウスやラスボラ、プリストレピスなどが

いましたが、あまりパッとする魚がいないので

移動しようかなと思っていた時に出会ったのがこれっ!


Pseudobagarius inermisという魚で

バガリウスに近いのかな。

とはいっても、1mを越える事はなく、

この属はみんな3-5cmくらいの小型ナマズです。


この前にアップしたネマケイルスに手を噛まれている時に

撮影していたのがこの魚です(笑)

水中写真がなかったので嬉しい出会いでした。


全部で4個体追いかけて観察しましたが

じっくり見ているとこの種独特の動き方があって

面白いです!


この魚はなんといっても

鼻先の口の周りがみな黄色い事ですかね。

他のシュードバガリウスやアキシスの仲間ではこれ以外にいません。
(カンボジアでは)


この魚たちはこの後撮影できるタイミングを得られず、

数日間メコンを一緒に旅して

シェムリアップに帰ってから研究室で撮影しました。


今回の生息場所は

すっごく限られた場所を選択しているようで

ピンポイントのいくつかの条件がある場所にしかいませんでした。

これはよほど運が良くないと

タモでは出会えないのかもしれません。



魚の世界も人と同じで不思議だらけです。




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