まつぼっくりの正式名はマツカサらしいですね。
そのマツカサといえばアクアリストや魚屋にとっては
馴染みのある言葉ですよね。
例えば水族館の定番魚で有名なマツカサウオ!
日本産淡水魚のアクアリストならマツカサガイ!
アクアリスト全般では多くの方が経験あるかと思いますが
マツカサ病などなど
マツカサという魚関連の言葉のつくものはたくさんありますよね。
さらに、
ネットで調べてみると、
あの美味しいフルーツのパイナップル!
最初はこのマツカサ(まつぼっくり)の事を
パインアップルと呼んでいたそうです。
それがいつの間にか姿形の似ているフルーツの事を
パインアップルと呼ぶようになったとか・・・
さて、本題に入りますがw
大きな三宝の松ぼっくり採集が始まるわけですが、
ここで採集にはひとつの約束があるんです!!
意外と低い所にもまつぼっくりがあるので
ちょっとした竿や網があれば採れそうなんですが、
お寺のものですし、
由緒ある松の木なので
乱暴な事をして得てはご利益がありません。
(・・・と我が家では考えています)
なので、
自然に落ちて来たものをいただくという方法でしか
このまつぼっくりを得ることができません。
・・・となると、
どうやって得るのか????
答えは単純です。
松だけに待つしかないんですよね~w
でも、僕の滞在時間は限られていますし、
ざっとみても100個くらいしかついていません。
まつぼっくりは一年で落ちない場合もあるそうなので
数日で運よく拾えるかといえばかなり可能性は低いですよね。
しかも、このまつぼっくりを拾うために
多くの方が散歩や犬の散歩の際に
立ち寄ってまつぼっくりを探しに来るので
早々出会えるものではないという事がわかりました。
魚採集では季節や天候によって
水位や魚の移動などなどいろいろと変化がもたらされるので
そうした自然の条件を読み取るのも大切なんです。
そんな感じでまつぼっくり採集を考えると、
幸いにも台風が数日後に来るという事で
これが今回の最初で最後のチャンスと捉えました。
早速、湘南地域の風の向きと強さを一時間ごとに調べて
採集に行く時間を決めました。
まずは明るい夕方に行ってみました。
すでに外は強い風で期待が膨らみます。
でも、行ってみると、
松の木はまったく揺れないんです(;^_^A
その後もう一度行ってみると、
さらに風が強くなっていましたが
木は揺れません(;^_^A
そこで観察してみると、
今回は南東の風だったのですが、
松の木の南東側には巨大な銀杏の木と数本の大木があるため
風がその木に当たって松の木まで風が当たらないんです。
1時間観察した結果、
周りは強風なんですが、松の木が良い感じで揺れたのは2回でした(;^_^A
という事は30分に1回しか揺れないので
それで落ちなければまた30分待つということになりますよね。
ただ、この後徐々に風速が上がる予定だったので
日が変わる前に2回行って・・・ダメ。
翌朝は明るくなったら人が来るので明るくなる前にと思い、
4時半に行くとこに。
朝が弱いはずなんですがw
ドキドキしていたのでスッと起きれまた(笑)
ヘッドライトをつけて強風の暗闇の中行ってみると、
銀杏の木を越えて強い風が10分おきくらいで松の木に当たっているようでした。
そして、足元を照らすとヘッドライトにあのまつぼっくりがっ!!
上の写真は後日明るい時間にその時のイメージで再現したものです(笑)
真っ暗闇で見つける大きなまつぼっくりはムチャクチャ興奮しました(笑)
このお寺には幼稚園時代からの幼馴染みが今も
お坊さんとして仕事しており、
昨年にこのまつぼっくりを知った時に
落ちていたら採っておいてねとお願いしていたのですが、
自分で出会う事に意味があるんですよね。
こうしてこの早朝に僕は幸運にも
4つのまつぼっくりを採集することができました!
その後、明るくなってから五時以降にも何度か行きましたが
見に行く度に誰かしらが松の木の下で
まつぼっくりを探していたので
早く行って良かったなと思いました。
実は6時に行った時にもう一個拾ったのですが
全部とってしまうのはダメだと思い
その1個はお寺の休憩所に置いて帰りました。
数日後にはなかったので誰かがもらってくれたんだと思います!
今回の採集は夜中の強風という事で
ナマズの産卵などを見に通っていた頃を思い出し
すごく興奮しました(笑)
とても楽しい採集でした!!
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