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2017年12月12日火曜日

湖岸の自然


湖にでるまでにも何か所も採水調査をしながら

進んできたのですが、

やっとの事で湖まで出ることができました。

この日は無風で湖面が鏡のようになっており、

とてもきれいな風景でした。


今回も感じたのですが、

浸水林は浸水林なのですが(笑)、

先日行った西のエリアとシェムリアップのある北側エリア、

そして、ここ東側のエリアはそれぞれ森の深さや

樹木の密度、高さなど、

様々な点で違いがあるようで

違った雰囲気を感じます。

それは直感に似たものですが、

いつもそう思うんですよね。


また、実際にそこに住む動物たちも違うようです。

西側のエリアでは今回も大きなペリカンやトキの仲間などの水鳥をたくさん

見かけましたし、今回初めて浸水林内に棲む黒くて顔だけが白いサルを見ました。

そして、この日は東側の浸水林で木の上に棲むネズミたちや

日本にもいるタイプっぽい普通のサル?もいました。


また、1日目にたくさん見かけたカワヒバリガイっぽい貝は

ここでは一切見かけませんでした。


同じ様に見える湖の浸水林でも

エリアによってこんなにも違いがあるんですね。



今回の調査でも採水作業をするので

pHや伝導率なども調べていたのですが、

集落や町が近いエリアとそうでないエリアでは大分数値も違ったものも

あったので動物たちもそうした条件を選択しながら

適応できるエリアにいるんでしょうね。


今回もトンレサップ湖の自然を少しだけ感じることができた

調査でした!!


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