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2017年9月9日土曜日

食事会


先日の発表会の後行われた食事会でのメインがこのライギョの塩焼きでした!

カンボジアでは国民が摂取する動物性たんぱく源の7割から8割を

淡水魚から摂取しているという話はよく耳にします。

現在の日本では考えられない様な事ですが、


カンボジアは海岸線が約400km程しかなく、

内陸がメインの国で、物流システムもまだまだ不完全ですので

食材となる魚の多くは海産物ではなく

内水面資源である淡水魚たちが主となっています。



そして、私たち日本人もそうですが、

動物性たんぱく源といえば

牛肉、豚肉、鶏肉が主な食材です。

今でこそ都会のプノンペンや大きな都市部では

こうした肉が食べられていますが、

地方の小さな農村地帯の村では

まだ魚が主役となています。


僕は魚の調査で全国各地をまわってきましたが、

魚調査という事でいつも近くには湖や河川がありますので

なおさら淡水魚を食する機会が多く、

中でも漁民たちは朝昼晩の三食で魚を摂取しています。



・・・という感じで(笑)

淡水魚はアンコール王朝時代から現在まで

まだまだカンボジアの多くの人々にとって

欠かせない食材だという事をいつも感じます。


また、反対にかつての日本でも

山間部や内陸部ではその地に生息する淡水魚たちが

生活に欠かせない時代もあったのも事実で

淡水魚が私たちヒトの生活と密接に関わっている存在であった、

または存在であるという事を改めて

このライギョを見て感じた日でしたっ!!



そんな事を考えたり

想像して食す淡水魚の味はなかなかのものでした!


日本でもかつて庶民に愛された淡水魚たちが

今も近くの水域でひっそりと生きているはずです。

それがフナであったり、

アユ、コイ、モロコ、タナゴ、ドジョウ、ナマズ、ウナギ、マス・・・

何かの機会にぜひ!食する機会をつくってみてはいかがでしょうか??


淡水魚も食材をどう生かすかで

海産物とは違った美味しさをもつものが多いでんですよ!



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