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2016年11月29日火曜日

夜釣り5時間


今回は一人で夜に釣りをしたのですが、

予想もしていなかった魚を見てしまったために

それを捕まえるのに五時間も経ってしまい

気付いたら夜の1時半でした(笑)



その間に連れた魚をまずは紹介します!

ひとつ目はコイ科の中型種Cyclocheilos enoplosです!

この魚もトンレサップ湖からメコンまで広くみられる種で

市場ではお馴染みの種です。

どことなく日本のニゴイっぽい姿ですよね。

この魚はちょうど魚を探して川辺を歩いていた時にかかったもので

戻ったら竿が引きずり込まれそうになっていたので

間一髪でした(笑)

ひきもなかなかで楽しめました。


この夜釣りでは

昼間のナマズたちが20尾くらい釣れたのですが、

その中でかかったのがこのレッドテールミスタスでした。

アタリもやつらとはちょっと違って

すぐに違う魚だとわかりました。

実際に連れたのは25cm程の幼魚でしたが、

きれいな色の魚だけに嬉しかったですね(笑)

これで、この旅では2個体目のレッドテールミスタスとなりました。


今度機会があれば一度50cmくらいの個体を

飼育してみたいですね。

カッコイイでしょうね!




さて、

この夜僕を興奮させた魚というのは

これです!(笑)

ほんの3cm程の体長の魚ですが、

この魚はこれまで16年のカンボジア採集で

2回しか出会ったことがない魚なんです。

なので、今回が3回目の出会いとなりました。

その名はLaubuca caeruleostigmataといいます。


最初釣りをしている時に

水面をゴミが流れていると思ったのですが、

なんか左右均等なので見返してみると、

魚だったんです!

でも、ライトを当てると0.5秒くらいで驚き深いところに潜ってしまうんです。

その姿をもう一度思い浮かべてなんの魚かな?と考えたのですが、

どー考えてもこれ!という種が思い浮かばないんです(笑)

それから釣りをしながら

10分に一度くらいの頻度でその魚が水面に浮いていないか巡回して

探すという作業が始まったんです(笑)

すると、

何度か発見する度にその姿がはっきりとわかってきたんです。

僅かなチャンスの時間でできるだけ情報を集めた結果

Laubuca caeruleostigmataではないか!という予想になり、

採るまでは寝れない!という展開に・・・(笑)

そして釣りを始めて約5時間後の深夜1時半にやっと1個体採ることができました。

ここまでこだわったのは

下の写真の様に頭の上に光る青いスポットの写真が以前から欲しかったんです(笑)

もちろん標本としても大切な記録になるので

欲しかったのですが、

そんな理由でとにかく粘りました(笑)


そしてなんとか写真も標本も採れたので思わぬ夜となりました。


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