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2014年6月3日火曜日

子供たちの魚の絵!から(スナーダイクマエの新作ポストカード)

 
いつもお世話になっているメアスひろこさんが代表を務める
 
児童養護施設スナーダイ・クマエさんの新作ポストカードができましたので
 
ご紹介いたします!!
 
 
その中で今回は魚の絵が2点ありました!
 
魚とくればいろいろと分析してみたくなります(笑)
 
 
まずは、
 
赤い色で口が大きい魚です。
 
なんでしょうねー?
 
結果を言うと、いまだに何の魚だかわからないのですが(笑)、
 
魚の特徴をしっかりと捉えて描かれていますよね。
 
色はひとまず置いておくと、
 
大きな顔と大きな口、
 
そして背びれと尻びれが長く、
 
鱗がハッキリしていて細長い魚!
 
 
という事はこの辺りで馴染みのある
 
ライギョの仲間(Channa striata)ではないでしょうか?
 
もしかすると、晩ご飯で食べた時の魚を描いたのかな?
 
 
下の写真はアンコールワットの東第一回廊に描かれている壁画です。
 
今回予想したライギョではないとすると、
 
この壁画の様なコイ科のうおの可能性もありますよね。
 
うーん!!
 
気になるので今度聞いてみようかな!
 
 
 
 
そして、次はまたまた特徴のある魚です!
 
この魚はさっきの魚とは違って魚を上から見た構図で描かれていますよね。
 
これ!実はすごい特徴なんですよ!
 
 
下の写真3枚を見てください。
 
すべて市場で売られているときのライギョとナマズです。
 
ライギョやナマズの仲間は水中の酸素を鰓で取り込むことは勿論ですが、
 
私たちヒトと同じように空気中の酸素を取り込むために肺ではないのですが
 
ラビリンス器官という特殊な器官をもっているので、
 
市場では水なしのタライの中でくねくねしながら長い時間売ることができるんです。
 

 
そのため、これらの魚は他の魚とは違い、
 
横に寝かせられることなく、
 
お腹を下にして泳いでいるときと同じ体制でいますので、
 
私たちヒトはいつも魚の背中を見ているんです。
 
 
下の写真はこれら以外の魚ですが、
 
みんな水からでると、生きていけないので
 
横になっていますよね。
 
 
ここで、もう一度ポストカードを見て下さい。
 
これまで紹介したライギョやナマズのような魚に見えませんか?
 
しかも、上から見た姿ですよね。
 
 
僕の勝手な判断ですが(笑)、
 
おそらくこの魚のモデルは下のヒレナマズまたはクララこと、
 
クラリアスというナマズです!!(たぶん)
 
丸い頭部、
 
鋭い棘がある胸鰭、
 
たくさんついた長いヒゲ!
 
そして、柔軟な軟かい魚体!
 

 
魚の特徴をとても素直に描いた作品だと思います!
 
そして、下の写真はバイヨン寺院の壁画に描かれるナマズです。
 
これも上から見た姿で描かれています。
 
きっと、アンコール王朝の時代を生きた人たちも
 
ナマズの仲間をいつも生きたままクネクネ動く様子を見ていたのではないでしょうか?
 
 
時代は数百年変わっても、
 
魚の扱いや魚そのものは同じなんですね。
 
 
子供たちが描いた魚の絵を通じて
 
楽しい魚タイムを過ごすことができました(笑)
 
ありがとうございます。
 
 
この絵もいつか機会があれば確かめなくちゃ(笑)!
 
 


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