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2013年10月15日火曜日

今月のトンレサップ川

 
取材で訪問したサムさんの家です!
 
高床式なので水位に合わせて移動はしません。
 
そのため、家の床は地面から5・6m高い位置にあります。
 
最低水位の乾季には水辺は家から100mほど遠くにありますが、
 
雨季にはこの通りです。
 
今年の初めに一度訪問していましたが
 
久しぶりの訪問だったのでサムもかなり喜んでくれました。
 
写真に写っている人が皆後ろを向いているのは
 
僕がやぶれた投網を直してほしいとお願いして渡した直後なので
 
みんな投網の入った袋を開けて穴の大きさを見てくれています。
 
情けないことに網の修復ができないので(泣)
 
この様に機会があれば漁師さんにお願いして直してもらいます。
 
投網はとてもよく使います。
 
そしてよく引っかかります(笑)
カンボジアにも投網がありますが、木綿糸で扱いにくく、
 
どうしてもナイロン糸の日本製が手放せません。
 
僕のお気に入りのサイズは2万から3万円くらいするので
 
そうそう買いかえることもできません。
 
しかも、いくつか用意しておいた投網も今使うものが最後の投網なので
 
もうストックがありません!!マジでやばいです(笑)
 
 
 
サムと刺し網を仕掛けに行ってきました。
 
今の時期はまだトンレサップに水が注いでいる時期なので
 
トンレサップから水が出る12月以降でないと、
 
魚たちが動き始めません。
 
期待はかなり薄かったのですがその予想は当たり、
 
ほぼボウズ状態でした。残念です!!
 
サムは一か八かで魚が通る漁場を選んで仕掛けてくれましたが、
 
もう少し浅い岸よりのブッシュが多いエリアではちょこちょこ採れていました。
 
この辺りの見極めは難しいですよね。
 
 
 
 
写真下の中央に小さな旗があるのが見えますか?
 
この旗の奥は浸水林エリアで禁漁エリアです。
 
この奥にダトニオがいるんでしょうね。
 
そんな予感がします!
 
 
この刺し網の長さは400mで
 
最盛期にはコイ科の大型魚やパンガシウスなどがかかります!!
 

 
来年は何度か乾季にこの地域でダトニオ漁をする漁師さんにお願いして
 
実際にダトニオの調査をする予定です。
 
トンレサップ湖面積は雨季の最大水位時には16,000k㎡にもなる巨大湖です。
(琵琶湖は約670k㎡です)
 
その謎はまだまだ深いところにあります。
 
その一部でも見れるといいですよね!
 
 


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