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2013年10月26日土曜日

トンレサップ湖調査3日目

今日本当は調査の4日目でしたが私用で参加できませんでした。
 
成果はあったのでしょうかね?面白い魚が採れているといいですね!!
 
僕が参加させていただいた調査の3日目を紹介します!!
 
この日も順調に出発すると思いきや!!
 
今日からカンボジアの大学生が5-6名フィールド調査の様子を
 
勉強するために参加していたため、もう一隻船を頼んでいたそうですが、
 
故障して来れないとのこと・・・
 
急きょ他の船にエンジンを載せて1時間遅れで出発!
 
 
トンレサップ湖岸に広がる浸水林を抜けて湖内に入ったところから見た景色です。

湖岸沿いに遥か彼方まで続く浸水林です。
 
しかし、出発して30分くらいで僕らの乗る船の爆音エンジンが壊れてしまいます。
 
そこから漂流しながら時間をつぶし、
 
やっと来た応援の船に乗り換えて再出発!
 
この間のロスは約1時間。
 
これが普通のカンボジアです(笑)
 
最初の2日間はうまく行き過ぎたことをこの時に改めて気づきました(笑)
 
そうなんです!これがカンボジアなんです(笑)
 
 
それから、西へ進むこと40分くらいでシェムリアップ周辺とはまた違った雰囲気をもつポイントへ!
 
ここは野鳥のコロニーなどがあるトンレサップでも自然豊かで
 
多様性のある地域とされている場所です。
 
話しに聞いていたイメージとは若干違いましたが、
 
実際に見てみてゾクっとする感覚が少しだけ感じることができました。
 
浸水エリアに入ると、スピードを落として進むと、そのわけが分かりました。
 
 
水がすごーーく澄んでいるんです。
 
もともとトンレサップ自体にはそれほど行かない僕ですが、
 
それでも各地のトンレサップを見てきた中でも
 
ダントツの透明度を誇るエリアでした。
 
もちろん、季節や数日間の天候などの影響はあるかと思いますが、
 
これほどまでの水は初めてみました。
 

この先の細い道を進むと村があります。

左のボートに大学生たちが乗っています。
 
到着してすぐに向かったのは水産局のオフィスです。
 
ここで、この地域の人と話をして漁の見物や魚の調査の依頼をしました。
 
これまで一人で魚調査をしていた僕にとって専門の方々がどうやって話を進めていくのかを
 
勉強する良い時間でした。本当に今回の調査は参加できて良かったです。
 
多くの事を学びました。
 
 
 
しかし、結果としてこの地域では近年ワニ養殖が盛んになり、
 
本格的な魚漁をする漁師さんが少ないとのこと・・・
 
案内された漁師さん一家では刺し網にかかった魚を外す作業をしていましたが、
 
かかっているのはスリースポットグラミーやキノボリウオなどの
 
酸素の欠乏したエリアに強い魚種ばかり!!
 
話を聞くと、刺し網を仕掛けてもホテイソウの周辺でちょいと漁をする程度だそうです。
 
ホテイソウが繁茂するエリアの溶存酸素量は限りなくゼロ数値だそうで、
 
ラビリンスフィッシュ以外の一般的な魚たちは生息していないというのです。
 
本来なら来る途中に通ったきれいなエリアや浸水エリアできっちりと漁をすれば
 
それなりの魚が採れるはずです。
 
それができなかったのが残念でしたね。
 
でも、よく考えると逆にそうしたエリアには今でも多くの魚たちがいるのではないでしょうか?
 
あのダトニオも・・・!
 
そんなことをこの日はずっと考えていました(笑)
 
いつかじっくりと調査をしてみたいエリアでした。
 

 
この日は結局しっかりと漁師さんの漁を見ることなく、
 
タイムアップ!
 
村の食堂でご飯を食べて帰ることに。
 
入った食堂の奥へ行くと、やはりここにもワニが・・・
 

 
シェムリアップでもワニ養殖は盛んですが、
 
このエリアも家の裏には湖上に浮かべた生簀でワニを養殖している家が多かったです。
 

 
ここでも約1時間ほど待ってやっとご飯です!!
 
今回は参加者が多く、ワイワイ賑わいながらご飯を食べました!!
 
 
今日のメインは豚肉の炭火焼きと、
 
このBarbonymus gonionotusです。
 
先生にいろいろとお話を聞くと、
 
やはりこの魚は在来種の中でも養殖対象種としては
 
トップ3に入るくらい普及している魚だそうです。
 
 
実際に調査ができなかった日だけにテンションが上がりませんでしたが(笑)、
 
魚の味をかみしめながら食べさせていただきました。
 
 
また今後もいろいろな機関の方々やカンボジアの水産局の方々と一緒に
 
仕事ができるといいなと感じた調査でした!!
 
 
 


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