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2013年6月23日日曜日

汽水域調査行きました!

 
今日は約束通りに昨日で会った漁師さん宅を探しに出発!
 
何度か迷ってやっと街から南へ約2kmの村に到着!
 
天候は相変わらず曇り時々雨です。
 
完全な漁師の村でした。

車の奥が今回お世話になったセスさんの家
さっそく、セスさんと南へ向かい歩きます!
 
すると、すぐにここだ!というのです。
 
確かに河口域にできた大きな三角州の一部でマングローブエリアです。
 
でも、肝心のトビハゼ系が見当たりません!!
 
セスさんも「おかしいなー!」といいつつもどんどん南下します。
 
歩くこと1時間程!
 
さすがに疲れたので途中の溜まりで採集!
 
いたのはスナゴハゼやパンチャックスなど
 
一般的なものばかり・・・ 
 
 
この辺りは海抜がほとんどない地域で、
 
カンボジアでも有数の塩田地帯です。
 
今は雨季がスタートしているのでやっていませんが、
 
乾季の塩田は一面に塩が広がります!!
 
その他にはエビ養殖池があります。
 
 
次のポイントはすぐに本流とつながるエリアだったので
 
なにかいるかな!と思ったて投網を打つと、
 
網一面にイシモチの仲間(Ambassis属)が大量に採れました。
 
でも、この魚外すのがかなり大変なので本当は入ってほしくない魚なんです(笑)
 
 
他にもサヨリの仲間、ボラの仲間、Mystus gulio、Butis2種、3種のエビ、シャコ等々(笑)
 
下の写真はAcentrogobius caninusというハゼです。
 
このハゼも多かったですね。
 
キレイなので持って帰って今日中に撮影です。
 
 
そしてまたまた歩くこと数十分!!
 
やっといました!
 
その前にも1尾見つけたのですが、
 
素早すぎて逃がしてしまいました。
 
多い地域だともっといるのですが、ここは少なさそうです。
 
矢印のあたりにいます!!
 
残念ながら採集風景は採っていません(笑)
 
今回は絶対に逃がしたくなかったのと、
 
膝くらいまで埋まるのでカメラは置いて
 
泥の中をセスさんとダッシュで魚まで走ります(笑)!!
 
セスさんと走った足跡が残っています(笑)
そしてついにつかまえた魚です。
 
もちろん穴の中に入ってしまいますが、
 
そこからが勝負です。

(今回は同じところに潜むヘビも出てきたのでちょっと怖かったです。)
 
キレイな青いスポットがたまりませんね。

右下の楕円形のものはシャコの腕です。

5時間の採集で何度水路に飛び込んで泥を落としたか・・・

泥とマングローブ林の道なき道は本当に辛かったです(笑)

マジで泣きそうでした。
 
結果的に3尾の魚をつかまえました。
 
でも、最初に見つけた個体は今回採った種とは違う種でした。
 
おそらくそちらがトビハゼに近い種だと思います。
 
そいつは逃しましたが、また新たに種が増えたのでホッとしました!
 
 
採集を終え、村にまた歩いて帰るのは二人共辛くて、
 
本流で船を待つことに・・・
 
ヒッチハイクです!
 
でも、30分待ちましたが1隻も船が来ません(泣)
 
そこで仕方なく歩くことに・・・・・・・・
 

 
 
すると、すぐにスコールがきたので、本流にあった無人の小屋に避難!
 
ものすごいスコールで1m近くにいても話ができないくらいです(笑)
 
セスさんはここぞとばかりに体を洗っていました(笑)
 


その後、ここで船を待つことに!
 
すると、運よく海から一隻の船が!!
 
二人で手を振って来てもらい、
 
無事に船で村へ帰ることができました。

チョー快適でしたが、雨で体がビショビショでなおかつ風が強くて
かなり寒かったです!!

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