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2012年12月17日月曜日

調査の後の作業

 
ラオス国境付近での調査から大分日も経ちますが、
 
実はまだ調査の仕事は終わっていないんです(笑)
 
調査から帰ると、標本や同定作業、PCへのデータ打ち込み作業など、
 
家でやる作業が山積みです(笑)
 
その間にプノンペンでの作業もあったのですが、
 
ようやく今日作業を終えることができました!
 
 
写真は家の表にある標本収蔵庫(実はタダの物置小屋ですが)に
 
ある標本タンクです。
 
このタンクに魚の標本を入れるためには同定作業が終了しないと入れることができません。
 
調査から帰ると、とにかく同定作業をして
 
これはこの種だ!という証拠を確認して、
 
採集日や種の名前などのデータを書き込んだタグと一緒に標本を入れます。
 
 
本当はもっと大きなタンクが買えればもっと楽に管理できますし、
 
デカい大物も標本にできるのですが、
 
なんせ貧乏研究所なので(笑)そうはいきません(笑)
 
 
 
この標本は今は僕の管理下にありますが、
 
いずれは日本の博物館やカンボジアでもそれに対応可能な施設さえあれば
 
寄贈する予定です。
 
また、今制作中の図鑑などでも信頼性を高めるためにはやはり重要な資料となりますので、
 
生物屋さんにとっては大切な資料です。
 
また、将来この地の魚を研究するチームや先生が現れた時に、
 
魚の分類研究などを行う際にはこれらの標本はとても役に立ちます。
 
標本にした以上は役に立つような扱いをしなくては魚たちにも失礼ですよね。
 
 
大きな個体はビンや袋に入れられないので、
直接この機械を使ってタグ打ちします。

 
 
この調査はまだまだ続く研究ですので、先は長いです。
 
また地道な現地調査はよほどの大人数でやらない限り、
 
一度に終わらすことはできません。
 
まして、僕の場合は一人なので(笑)、長期スパンでコツコツやらないといけません。
 
もっともっとストイックに頑張らないといけませんね(笑)
 
まだ見ぬ魚たちはまだまだたくさんいますからね!
 
 
 
 
 
 
ダトニオプロジェクトの一環でもある
 
Tシャツ販売も順調に進んでいます。
 
 
Mサイズがもう現地在庫があと数枚になりました。
 
SORAさんにまた相談して追加(少しデザイン変更も含めて)注文を考えています。
 
特に現地シェムリアップでは調子がいいです!
 
応援して下さっているシェムリアップの雑貨屋さんCafe de SORAでも、
 
先日プロジェクトの宣伝をしていただきました。(感謝です!)
 
 
 
本当にみなさんの応援のおかげです。
 
ありがとうございます。

2 件のコメント:

  1. 大量の標本整理大変ですね。私も未整理の昆虫標本がたまる一方になっています。そうならないように、早めの整理が必要なんですが・・・。
    標本の固定・保存には大量の薬品が必要かと思われますが、カンボジアで入手の難易度はいかがでしょうか。昆虫採集で必須となる酢酸エチルなんて、日本でも扱っている薬局は少ないですからねぇ。

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  2. 村上様

    昆虫の標本つくりは確かに大変ですが、魚はホルマリンかエタノールでの液浸標本ですので
    両薬品とも簡単に手に入りますし、扱いもだいぶ楽です。
    昆虫の方々は大変ですよね!
    いずれにしても、整理は大切ですよね。

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