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2012年10月8日月曜日

市場の魚シリーズ67(Macrochirichthys macrochirus)

 
今日は久しぶりに研究室の水槽を半分ほど掃除しました!
 
一気にやると大変ですねーーー!
 
でも、終わればキレイな水槽に変身しますので
 
眺めていても気持ちいいです。
 
皆さんもたまには気合い入れていつも以上に掃除してみては・・・
 
 
 
でも、気付くとあと1時間ほどで店に行く出勤時間です(泣)
 
しかも、今日はメンテナンスの仕事をしているレストランの水槽に設置した
 
エアーポンプが壊れているので少し早く出て交換しなければいけません!
 
もしかすると、今晩は学校建設のみんなとレストランに行くかもしれないので
 
メンテはしっかりしておかないとカッコ悪いですからね(笑)
 
まさに、貧乏暇なしです!!
 
 
 
さて、今日は市場の魚シリーズ67(Macrochirichthys macrochirus)を紹介いたします。
 
最近はショップでもたまに見かける魚ですよね。
 
この魚は実はコイ科なんですよ!!
 
姿からは想像できないですよね(笑)
 
資料によると、幼魚期は昆虫を食べ、成魚になると魚を捕食する肉食系だそうです。
 
実はまだ飼育経験がないので(笑)そのあたりは情報不足ですみません!
 
分布域は意外と広く、インドネシア~タイまでのインドシナ半島から島国まで
 
確認されているようですね。
 
 
上の写真はトンレサップ川です。
 
このポイントでも毎年定置網などにかかるのを見かけます。
 
機会があれば飼育してみたいものです。
 
 
でも、何といってもこの上方に曲がった頭は何ともいえない姿です。
 
これまでに見たマックスサイズは30cm程ですが、
 
やはり一目でこいつだと分かります。
 
 
下の写真は今連載している雑誌に投稿した時の資料ですが、
 
上の写真(壁画)はアンコールワットに描かれているものです。
 
そして下の写真(オレンジ色)の魚が本種です。
 
よく特徴をとらえた壁画だと思いませんか?
 
 
 
アンコールの壁画にはこの他にも多数の淡水魚が描かれています。
 
アンコール王朝ははるか千年も前に繁栄した国ですが、
 
当時の石工さんまたは設計者さんは魚の特徴をよく見ていたんでしょうね。
 
 
考古学的に見てもこの地に大きな勢力をもつことができたのは、
 
豊富な水資源があったからこそなのだそうです。
 
水が豊富な事で淡水魚をはじめとする動物タンパク源の確保に困ることはなく、
 
水の恵みで広い大地には広大な水田が作られ、
 
そこに暮らす人々にとっては欠かせないものだったはずです。
 
そんな昔の状況に思いを寄せながら魚を見つめ直すと、
 
とても神秘的な気持ちになります。
 
 


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