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2012年10月2日火曜日

市場の魚シリーズ65(Cirrhinus microlepis)

久しぶりの市場シリーズです。
 
今回は市場の魚シリーズ65(Cirrhinus microlepis)です。
 
 
このCirrhinus microlepisはあまり観賞魚として入荷するような
 
派手さをもっていない魚なので知名度は低い魚だと思います(笑)
 
でも、インドシナでは普通種でよく見かける魚なんですよ。
 
この魚はコイ科の中型魚で尾びれが赤く染まることや
 
鱗が比較的小さいのですぐにわかります。
 
 
下の写真は漁師さんが氾濫原で採った時の写真です。
 
場所はメコン河横の氾濫原です。
 
他にBotia helodes,イエローフィンバルブ、スリースポットグラミー、
 
ハンパラ、コンジキハゼなどが見られますよね。
 
 
 
きっと本流だけで生活するタイプではなく、
 
こうした浅い氾濫原にも進入し、産卵するスタイルの魚なのでしょう。
 
僕もこの時は最初は小舟の上から投網を打っていましたが、
 
漁師さんに促されて、水の中に入り投網をしました。
 
そのくらい浅い水域でした。
 
 
 
でも、この水域も乾季の最後には硬い土の大地に変身します。
 
本当にカンボジアの氾濫原はスゴイ力をもつ特異な地域ですね。


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