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2012年6月5日火曜日

市場の魚シリーズ23(Botia)


我が家にはいつも水槽にボティアがいます!!(笑)
実はカンボジアで一番最初に好きになった魚がボティアなんです(笑)
日本にいるときは日本産淡水魚が好きだったので、
日淡に関わる施設で仕事をしていました。

その頃もボティアの近縁種であるアユモドキも好きでした。
でも、アユモドキは琵琶湖では絶滅したといわれ、
現在では京都や岡山のごく一部の水域にしか生息していません。
そんな魚の親戚がカンボジアにはたくさんいるのです。
琵琶湖の近くにいた頃は調査で何度もアユモドキを探したこともあります。
魚は一度絶滅に瀕する状態に追い込まれると、
回復することは難しく、その勢力は著しく衰退してしまいます。
カンボジアのボティアはまだまだたくさんいますが、
アユモドキのようにいつ危険な状態に追い込まれるかわかりませんよね。
他の魚もそうですが、このボティアを指標に長年カンボジアの水域を見つめることで

見えてくるものがあるのではないかという思いをもって、
いつも水域を見つめるようにしています。

ボティアのかわいいところはその姿です。
カンボジア語でボティアはトライ・カンチュルークといいます。
訳すとブタ魚(イノシシ魚)です(笑)
確かに分からなくはないですよね。
うちの店のロゴです(笑)

実はそんな縁もあってうちの食堂の名前はBotia Life(ボティア・ライフ)といいます。
はじめはBotiaにしよう!といったのですが、
嫁さんが魚の名前は嫌だ!・・・というのでその後に私たち夫婦のカンボジア生活

という意味合いを込めてLifeをつけることにしたんです。

正直、魚の名前なので説明するのに恥ずかしさもありましたが、
今ではすっかり常連のお客さんたちにもこの名前が浸透し、
気軽に『ボティアに行こうー』といってもらえるようになりました。
ボティアという言葉は専門家かアクアリストしか使わない言葉なので
皆さんが普通に学名を口にしているところを聞くと、
なんだか嬉しい気持ちになりますね(笑)

これからもBotia lifeをよろしくお願いいたします!!

そしてボティアたちがカンボジアの水域でずっと元気に暮らせるような

環境を守っていきたいですね。



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