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2012年6月13日水曜日

市場の魚シリーズ25(どぶ川)


日本では良く見かけるどぶ川ですが、

実はカンボジアではなかなか見つからないくらい少ないんですよ!

この写真は首都プノンペンの街中を流れる水路ですが、

カンボジアのインフラ整備はまだまだこれからの事業で、

プノンペンですらまだ整っていないくらいです。





見て分かると思いますが、黒い水でとても汚そうですよね。

まさかと思いますが、魚もちゃんといるんです。


僕が確認した魚種はスリースポットグラミーとフライングバルブ(Esomus metallicus)です。

奴らはこんな水域でも生きていけるんですね。

そして直接市場には出ないと思いますが、

ここで採れた魚を食べる人々もいます。

先ほどアップしたメコンとはまったく違う水域ですが、

このどぶ川も数百メートル下流でメコンとつながっているのです。

ここの魚は市場に出ることはもうないと思いますが、

こうした小さいところから改善していかないと

それが積もり積もれば大きな環境破壊につながるんですよね。

シェムリアップの町も同様にこのような水路が数本あります。

現在日本の援助で町の排水路を見直すプロジェクトがあり、専門家が来られています。

何とか改善できる対策を実行していただきたいです。

でも、それにはまずここに住む僕も含めた個人が意識をもたないといけないのですが、

その対策はまだ進んでいません。

これからこの町の環境がどうなるか心配です。

そのためにも少しでも多くの情報(今の生き物の情報)を

今のうちに調査して残す必要があるんですよね。

それを考えると、自分のやるべきことが少しですが見えてくるようにも思えます。

がんばらねーといけませんね!




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