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2012年6月7日木曜日

市場の魚シリーズ24(八の字フグ)

昨日の熱射病も落ち着きました!!

昨夜は店の帰りにポカリを買って2本一気飲みして寝ました!!

体力つけないとやばいですね(笑)


今日もお馴染みの魚を紹介します。

八の字フグで有名なTetraodon biocellatusです!

本種は日本でも東南アジアの代表的な魚としてアクアリウムの入門書などで

紹介される一般的な魚です。

また、汽水魚のため塩分を入れて飼育すると良いというのが一般的ですよね。

僕も中学から熱帯魚の飼育を始めましたが、

カンボジアに来るまでずっとそう思っていました。

でも、偶然2004年に海岸線近くの調査をしていたときに現地で初めて本種を見たのですが、

それが意外な場所だったんです。

しかも始めての出会いは水中でした(笑)


上の写真がそのポイントです。

はっきり言って淡水域ですよね。

どう見ても淡水の川です。

ここは陸路では絶対に行けないポイントなので、何か変わり者はいないかと思い、

メガネをつけて水中観察していると、

流れの中を丸い緑の魚がブルブルと泳いで逃げていくのを確認しました。

急いで追いかけるとフグが出てくる出てくる!!

次々とフグが現れたんです!

見てすぐに8の字フグだと分かりましたが、

まさか予想外の魚だったので驚きましたが、

とても楽しい時間を過ごしました。

本当にこの写真のような瀬の中をラスボラやスチュスキラ、プンティウスなどと泳いでいるんです。


その後は大河川の汽水域でも確認することができたので

やはり汽水にも生息するのだという確信を得ることができましたが、

こうした淡水域にも生息していることは間違いないです。

ですから、ショップで買うときは産地や飼育状況をしっかり確認しないといけないですよね。



また、この八の字フグですが、カンボジア名もあるんです!

その名前は『トライ・レイク・プランバイ』(8番魚)というんです。

でも、カンボジア全土で使われる名前ではなく、

本種が生息している地域でしか使われません。

その他の地域では『フグ』扱いされてしまいます。


我が家では1年以上M.cambodgiensisという純淡水性の種を飼育していますが、

フグもなかなか味があって飼育するには楽しい種ですよね。



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