ページ

2012年4月26日木曜日

グラミー引き取り

お久しぶりです!


昨日、やっとグラミーの引きとりから帰りました。


昨日は体力が限界で作業が何もできないまま終わってしまいました(笑)


先日カンボジア正月を過ごすためにトンレサップ川の漁師さん宅へ行った

のですが、その時にメコン水系ではない水系の漁師さんも偶然その村に遊びに来ていて

僕がオスフロネームス・グラミーを欲しがっている事を知っている彼が

もし、採れた時に連絡するからエアーポンプを貸してくれと言われたので

その時に貸していました。


その漁師さんから先日連絡が入り、急きょ予定を変えて車で片道450kmの

下道をひたすら走らせ、夜の10時に到着!



すぐに魚をチェックすると、もう1尾は死んでしまっており、

残りの2尾も瀕死の状態でした。

漁師さんが言うには夕方までは元気だったが、

何度もタライから跳ねて土の上に飛び出していたそうです。

・・・・・・・・・そりゃー弱るよーーーーー!

と思い魚の扱いはデリケートなんだといろいろ説明しましたが、

理解してくれませんでした。

水深10cmくらいのタライに1kg個体が2尾、3kg個体が1尾ですからそりゃー弱るし、

飛び出すよーと一気にテンションが落ちました(笑)



何とかもってきたイケスに収容し投薬し、エアーと酸素を両方添加し、

疲れ切っていたためか、いつもなら寝れない固い板床の上で爆睡してしましました。

翌朝5時に起きてチェックしたところ、残念ながら残る2個体共死んでしまいました。

全滅です!


そこでまた魚の扱い方をできる限り説明したところ、

酸素の添加量が少なかったから死んだんだと言われ、

もう返す言葉がありませんでした。

漁師さんたちは決して嫌みで言っているのではありません!

私たち日本人よりも知識が少ないのです。

まず、酸素と空気の違いを知りません。

そして酸素は温度によってですが、一定の量しか水に溶けないので

必要以上の酸素を添加してもダメなのです。

また、オスフロは空気呼吸できる事も知りません。

カンボジア人は何でも過剰にやる傾向があります。

そんな彼らだかこそそういう発想をするんですね。


この問題は今のカンボジア全体の社会に対して言えることなのですが、

これから国際社会に出て行くカンボジアにとってとても大切な課題です。

例えば生活の中での衛生管理や病気に対する知識などがその代表的なものです。


この問題は話すと本が一冊かけるくらい長くなりそうなので、

またの機会にちょこちょこ紹介します。


という事で、魚なしでまた450kmの道のりを帰ることになりました。

魚調査は本当にお金がかかりますし、

体力も必要です。

最近、運動不足ぎみなのでそろそろ運動を初めて体力をつける計画です(笑)

そうしないとこの国では調査すらできませんからね(笑)




0 件のコメント:

コメントを投稿